櫻坂46、グループの状況ともリンク? イオンカードとのタッグでみせる様々な表情

櫻坂46『Nobody’s fault』(通常盤)

 櫻坂46がイメージキャラクターを務めるイオンカードのCMが一新された。現在公開されているのはメンバーがお辞儀で支払うシュールな映像の「カードな櫻坂」篇の30秒バージョンと、グループについて真剣に語る様子を捉えた「ドキュメンタリー」篇の30秒バージョンの2つ。それぞれ使用曲は1stシングル『Nobody’s fault』収録の「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」と「Buddies」となっている。また同時にメンバー5人分の制作秘話も公開された(※1)。

 同グループとイオンカードのコラボは2019年より始まった。Twitterでは公式アカウントも開設され、最初は「新生活をはじめる皆さまを応援していきます」と発信。(※2)この頃は元メンバーの長濱ねるが卒業を発表した時期でもあったため、アカウントからは「私たちは、新たなスタートを切る彼女のご活躍を願っています」とツイートもしていた。さらに昨年は「次の自分へ、進むあなたに」とのキャッチコピーを打ち出したCMに刷新され、ちょうど改名を決断し新しいステージに挑戦する彼女たちを後押しするようなテーマになっていた。こうしたCMのコンセプトには出演するメンバー自身も「物語やナレーションに私自身も共感するというか、まさに…なことが凄く多くて。同じ様な誰かにも、何か感じてもらえていたら嬉しいです」(※3)とコメントしている。このように、グループの状況とその都度リンクするようなメッセージを発信してきたのがイオンカードCMの特徴だ。

WEBムービーでは迫真の演技も楽しめる

 WEBで公開される映像は、メンバーの普段あまり見られない演技が楽しめるとあってファンに人気だ。特に印象的だったのは昨年公開された「わたしの道」篇である。7分を超えるこのショートムービーには、シンガーソングライターを志す小林由依と、そのカメラマンを担当する渡邉理佐、そして小林のファン役の森田ひかるの3人が出演。3人ともそれぞれに自分の人生について悩んでいて、アイドルとして活動しながらも人生を模索している彼女たち自身とも重なるストーリーになっている。そして秀逸なのが、写真の勉強をしたいという森田を止める親に対して、森田が「これは私の夢だから、誰にも邪魔されたくない」と強い口調で言い放つシーンである。現在同グループのセンターとして活躍している森田の姿を予見していたかのような迫真の演技だ。

イオンカード×欅坂46 WEBムービー 「わたしの道」篇

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