『ログ・ホライズン 円卓崩壊』EDテーマ曲で話題 『X-factor』出身歌手・大城美友、胸を打つ天性の歌声

 約5年ぶりのシリーズ最新作として話題を集めている、NHK Eテレで放送中のアニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』は、大城美友が歌うエンディングテーマ「ブルー・ホライズン」も話題。オーディション番組『X-factor Okinawa Japan』で、エントリー総数約2000組中TOP6まで勝ち残ったほか、SPICY CHOCOLATEの楽曲「I LOVE YOU feat. RUEED & 大城美友」に参加した経験も持つ。2月10日にリリースしたミニアルバム『TURNING POINT』には、「ブルー・ホライズン」など全6曲が収録され、今の時代だからこそ生まれた作品になった。大城のキャリアを振り返りながら、ミニアルバム『TURNING POINT』を紐解いていく。

沖縄弁の大城美友はキャラクター性と実績も抜群

大城美友「ブルー・ホライズン」MUSIC VIDEO

 もしも理不尽な状況に立たされ、今にも心がくじけそうになった時、自分ならどんな音楽を聴きたいと思うだろうか……。圧倒的なパワーで無理矢理にでも引きずり上げてくれるような曲も良いが、自然に立ち上がる勇気を分け与えてくれるような曲も良いだろう。大城美友が歌う、「ブルー・ホライズン」は、原点の気持ちを思い出させ、自分の足で再び立ち上がろうとする力を与えてくれる。

 アニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』は、作家の橙乃ままれによる人気小説『ログ・ホライズン』のアニメ化最新作。2013年から2015年にかけてアニメ第1期と第2期が放送された際は、MAN WITH A MISSIONによるオープニングテーマ「database feat. TAKUMA(10-FEET)」が大ヒットし、彼らを代表するナンバーとなった。エンディングテーマは、the me the meのボーカルとしても活動中のYun*chiが手がけ、第1期エンディングテーマ「Your song*」と第2期エンディングテーマ「Wonderful Wonder World*」は、ポップなエレクトロサウンドで好評を得た。

 約5年ぶりとなるシリーズ最新作アニメ『ログ・ホライズン 円卓崩壊』のオープニングテーマ「Different」は、海外でも注目を集めるガールズバンド・BAND-MAIDが担当。大城美友が歌うエンディングテーマ「ブルー・ホライズン」は、アニメキャラクターたちの穏やかな日常風景と、アコースティックなバンドサウンドをバックに歌われた真っ直ぐで胸を打つ歌声が話題になっている。

 大城美友は、沖縄県名護市出身のシンガーソングライターで、2018年にミニアルバム『MI-POSITION』でメジャーデビュー。これまでにアルバム『MI-JUNGLE』と配信シングル「ヤンチャ風」をリリース。それ以前にはイギリスのオーディション番組の日本版『X FACTOR OKINAWA JAPAN』(2014年開催)に参加した経験を持つ。同オーディションではエントリー総数約2000組の中でTOP6まで勝ち残った。また2015年には、SPICY CHOCOLATEのアルバム『渋谷純愛物語2』に収録の楽曲「I LOVE YOU feat. RUEED & 大城美友」に参加し、真っ直ぐなハイトーンの声が高く評価され、iTunesのREGGAEチャートで10位を獲得した。そうした実績からも、彼女が本物であることは明らかだろう。

【猫 / DISH//】女性がカッコよく歌うには「あしたのジョー歌唱法」を使え!【大城美友の歌い方講座】

 親しみ溢れる人柄も魅力で、2019年にコレオグラファーの仲宗根梨乃らと共に「トリオTHE沖縄出身なのにじっとしてられない女」として日本テレビ『今夜くらべてみました』に出演した。また公式YouTubeチャンネルでは様々な楽曲の弾き語りカバー動画をアップしている他、「現役アーティストが歌い方教えます【大城美友の歌い方講座】」と題して、DISH//の「猫」や秦基博の「ひまわりの約束」などヒット曲の歌い方のコツを、シンガーソングライターならではの目線で伝授する動画をアップしている。「いちゃりばちょーでー!」と、沖縄弁で元気いっぱいに挨拶する姿もジワジワきている。

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