NiziU MIIHI×RIMA、『Nizi Project』時代から様々な場面で見せる絆の強さ 困難を乗り越え深めた仲

 1月20日、“ニジューの日”にNiziUの公式SNSで2021年の活動内容を示唆する動画が投稿された。動画は「NiziU “We need U 2021”」というタイトルで、「1.FIRST SHOWCASE」「2.2nd SINGLE」「3.FIRST ENGLISH SONG」「4.FASHION COLLABORATION」「5.NiziU REALITY SHOW」「6.NIZOO」「7.FIRST ALBUM」と7つのトピックを提示。NiziU初のアルバムリリースや、『Nizi Project』東京合宿でも行われた“SHOWCASE”なども含む盛りだくさんの内容にファンから喜びの声が挙がっている。

NiziU “We need U 2021”
『Step and a step』通常盤

 もうすぐオーディション番組『Nizi Project』配信開始から1年が経つ。短い期間で彼女たちは大きな成長を見せ、私たちを驚かせてくれた。NiziUの魅力は何と言っても、常に未来へ向かう前向きな姿勢から発するオーラで、WithU(ファン)に元気を分け与えてくれるところ。そして、そんな彼女たち一人ひとりのパワーの源は、同じ夢を追いかける“仲間”ではないだろうか。前回は抜群のコンビネーションを見せる“リクマユ(RIKUとMAYUKA)”を紹介したが、本稿ではMIIHIとRIMAの絆の強さに迫っていきたい。

 MIIHIとRIMA、そしてNiziUのリーダーであるMAKOは『Nizi Project』に参加する前からJYPエンターテインメントの練習生としてトレーニングを受けていた。そのため、3人は地区予選の段階から他の参加者と一線を画していた。情熱の大きさも人一倍で、審査の前には「3人で一緒にデビューできるように!」と手を繋いで互いを鼓舞。

 その中から最初に名前を呼ばれたMIIHIは、可愛らしい笑顔ですぐにJ.Y. Parkを虜にした。14歳(当時)という若さで流暢に韓国語を使いこなし、緊張感溢れる場でも透き通る歌声を披露したMIIHI。この時、J.Y. Parkは彼女のことを「明るいけど、軽くないその両方を持ってる」と評価している。普段から並々ならぬ努力を積み重ねているが、決してその苦しみや葛藤は表に出さない。そんなプロとしての意識をMIIHIは地域予選の段階から持っていたように思う。

 それはRIMAも同じだった。日本語・韓国語・英語を使いこなすトリリンガルで、なおかつ自作のラップを披露。J.Y. Parkは彼女が持ついくつもの才能に驚きながら、同時に「何かを証明せねば」という不安を持っていることを感じ取ったという。RIMAが語ったのは、芸能人である両親の力を借りるのではなく、自分だけの力で夢を掴みたいという本音。今ではふざけて周囲を笑わすムードメーカーなRIMAだが、そんな彼女がこの時J.Y. Parkからの「あなたは才能であふれる子だよ」という言葉に思わず涙したのは、それだけデビューに対する思いやプレッシャーが大きかったからだろう。

 二人は東京合宿・韓国合宿の個人レベルテストでもそれぞれ高いパフォーマンス力を発揮したわけだが、韓国でのチームミッションではAYAKAも含めた3人でステージに立つことになる。しかし、リーダーに選ばれたMIIHIが学業で一時帰国。その間、RIMAはMIIHIに代わって実力の面で不安そうなAYAKAを牽引した。MIIHIが帰ってきたらスムーズに3人で合わせられるように、不在中もMIIHIの立ち位置を確認したり、電話やLINEで頻繁に連絡を取っていたRIMA。見事対抗チームに勝った際、プレッシャーから解放され、涙を流したMIIHIを優しく抱きしめていた彼女の姿も印象的だ。“一人で”ではなく、“共に”夢を叶えたい。『Nizi Project』では、そんなMIIHIとRIMAの絆の強さを感じさせる場面が多々見られた。

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