『ゴールデンボンバークリスマスライブ~聖夜の夢漢却廃神~』

ゴールデンボンバー、配信ならではの振り幅あるセットリストで魅了 新曲「キスミー」やカバー曲も披露

 アンコールの声が響く中、「とあるフィンランド」から4人のサンタクロースたちがゴールデンボンバーのライブをみて大盛りあがりする様子が配信された。

 アンコールは映像からスタート。過去のゴスペルをプレイバックし、「大失敗したゴスペル企画のリベンジを!」と、聖歌隊姿で登場したかと思えば、プッチモニの「ぴったりしたいX’mas!」をパジャマルック(プッチモニは3人編成のため、樽美酒のみミニモニ。)で披露。「完璧だ!」「アンサブルばっちりだ!」「やりきった!」と盛り上がるメンバー一同。その後はお互いの服装やポジションにツッコミをいれつつも、コメント欄の盛り上がりをみて満足そうだった。

 クリスマスライブでもあり、クリスマスパーティーでもある今夜。ステージにはシャンパンやケンタッキーのチキン、現在ゴールデンボンバーがCM監督を担当しているサントリーの伊右衛門も登場。そして喜矢武の滑舌による発注ミスにより、「クリスマスケーキ」かと思いきや「クリス松村」のケーキが……。「逆に美しい」「素敵な方ですから」と、フォローしながら、ケーキに舌鼓を打つ。

 そして、「†ザ・V系っぽい曲†」のあとは、新曲「キスミー」を発表。タイトルはファンならおなじみのフレーズ「キスミー」を繰り替えすサビが印象的で、言葉の一つを噛みしめるようにパフォーマンスをするメンバー、コメント欄は「ありがとう!」「クリスマスプレゼント!」と、歓喜の声で溢れていた。そして最後は全力の「女々しくて」で大団円と思いきや、間奏でブレーカーを落とし自転車発電でイルミネーションを光らせる喜矢武。しかしながら再び誤植が!(ここで該当する単語を書くと編集部から怒られる気がするので、アーカイブ配信で確認してほしい)

 2020年の無観客配信ライブについて「嘘偽りなく楽しかった、普段のライブとは違う楽しさだった。来年どうなろうともしっかり活動をするし、万全の体制でいくので、何も不安がることはない、とボンバーさんからは伝えたい」と、鬼龍院が力強い口調でファンにメッセージを伝え、「来年も元気で!」「メリクリ~!」とメンバー全員が手を振り、この日のライブは終演となった。

 新曲「キスミー」の歌詞に〈信じるものがひとつありゃあ世界は違う〉とある。先行きの見えない世の中だが、ゴールデンボンバーのライブはどんな形であっても面白いことが証明された1年だった。2021年もきっと予想できない形で我々を楽しませてくれると信じている。

 なお、「キスミー」は、エンドロールで流れる「夜明けの待人」とともに2月17日にシングルリリースされる。

ゴールデンボンバー『キスミー』

■リリース情報
2021年2月17日(水)発売
『キスミー』ゴールデンボンバー
EAZZ-5027 [CD]  ¥1,000+税
<CD収録曲>
1. キスミー
2. 夜明けの待人
3. キスミー(オリジナル・カラオケ)
4. 夜明けの待人(オリジナル・カラオケ)

公式サイト

関連記事