yukaDD(;´∀`)に寄せられる厚い期待 音楽プロデューサー Jin Nakamuraら業界関係者も魅了するシンガーとしての資質

 yukaDD(;´∀`)が、11月26日にBillboard Live TOKYOにて初の関係者限定ライブを開催した。大阪出身の彼女は、EXILEやJUJUなどのヒット曲を手掛ける音楽プロデューサー・Jin Nakamura主催の全国オーディションで才能を見出された新鋭シンガー。2020年1月にワーナーミュージックジャパンから1stデジタルシングル『Carry On』でメジャーデビュー。同曲では映画『シグナル100』の主題歌にも抜擢されるなど、新人でありながらもすでに高い期待の目を向けられている。 

yukaDD(;´∀`)

 ドラム、キーボード、マニュピレーターという編成でバンドメンバーがイントロを奏でる中、yukaDD(;´∀`)が2名の女性ダンサーを従えて登場し、メジャーリリース2作品目の「Bubble Up(Chinese Ver.)」でライブが幕を開ける。ダンサブルなビートに乗せてワンフレーズ目から出し惜しみなくパワフルなボーカルを見せつけ、一気に会場の視線を釘付けにした。そこから着ていたコートを脱ぎ捨て、その熱量のまま「HIGH SCHOOL FUNK!!!」へ。タイトなドラムと軽快なブラスサウンドから生まれるグルーヴを乗りこなす。ダンサーと息のあったキレのあるダンスと攻撃的なボーカルによる、エンターテインメント性の高いパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

 続く3曲目は、ダンサーが一度ステージからはけ、彼女の歌手人生に決定的な影響を与えたというクリスティーナ・アギレラのカバー曲「Beautiful」。前述したオーディションでも同曲カバーを披露し、Jin Nakamuraを圧倒させたというボーカルは、ここまで披露したアッパーなナンバーから一変、ピアノのみの演奏をバックに情感溢れる歌声を響かせる。

 ここまで異なるジャンルの楽曲を続けざまに披露し、ボーカリストとしての表現の幅を示したyukaDD(;´∀`)。そして、ラストナンバーとして11月25日に配信された「Superhero(Japanese Ver.)」を披露。ラップ調の歌唱も交えつつ、開放感のあるサウンドと伸びやかな歌声で、聴き手を鼓舞するようなメッセージソングを歌い上げる。最初は表情からも多少の緊張感が伝わってきたものの、最後は「もっと上を目指して頑張っていきます!」と宣言し、笑顔で初ライブを締めくくった。

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