宮野真守、梶原岳人、小野友樹、白井悠介……カバー動画を通して楽しむ、男性声優らの多彩なエンターテインメント
未だ収束が完全には見通せないコロナ禍のなか、今年に入ってYouTubeチャンネルを立ち上げたり、既存のアーティスト用チャンネルでオリジナル動画を配信する声優が急増。そのなかから本稿では、男性声優による要注目のカバー動画をご紹介したい。
アーティストデビューを控えた梶原岳人による正統派カバー
11月25日にシングル『A Walk』でアーティストデビューを飾る梶原岳人は、2018年からYouTubeチャンネルを運営。これまで200本以上の動画をUPしてきたなかで、昨年からは弾き語りやカバー動画も発表してきた。歌唱してきたのは最新作となるDISH//「猫」のカバーをはじめ、Official髭男dism「LADY」やAimer「蝶々結び」などバラードが中心。まっすぐで清涼感のある歌声に感情をうまく乗せ、楽曲世界を見事に表現する正統派カバーを数多くUPしているので、ぜひじっくり味わってほしい。
小野友樹がファンとともに楽しみながら形にした、“歌枠”という挑戦
声優としては珍しく、長時間生配信での“歌枠”に挑戦したのが小野友樹。自身が視聴したVTuberの歌枠に触発されたり、今年の春以降に予定していたライブがすべてキャンセルになったことなどを受け、ファンからの事前のリクエストをもとに人気ボカロ曲をセレクトし歌唱。尋常ならざるハイスピードな曲や高低差のある曲を次々歌いこなしていく歌声自体も必聴なうえに、チャットも活用してファンとの交流を行なう一幕も挟んでおり、暖かく居心地の良い雰囲気も非常に魅力的な配信となった。