福山雅治、デビュー30周年記念オリジナルアルバムタイトルは『AKIRA』 初のオンラインライブ開催も

 福山雅治が、12月8日にリリースする6年8カ月ぶりとなるオリジナルアルバムのタイトルが『AKIRA』に決定。あわせて、アルバム全収録曲を披露する自身初オンラインライブの開催も告知された。

 タイトルとして発表された「AKIRA」とは、福山が17歳の時に亡くなった父親の名前。本アルバムを制作してゆく中、自身の父親が他界した年齢に近付いてきた中で「AKIRA」というタイトル曲が生まれ、アルバム全体を貫くテーマになったという。同曲は、「この曲で僕自身の死生観を描くことで、表現者としてさらなる一歩を踏み出せるのではないか」そんな表現欲求から、自らの精神を救済するかのように生み出された、一曲とのこと。

 「“生”を歌うなら、そこにリアティを持たせるために“死”というものと正面から向き合う作品をつくりたい」というデビュー当時からの自身のソングライティングのテーマに対し、そう課題を呈しながらも、人生経験や技法などが「まだそれを表現し得る水準に達していない」と自己評価を下していた福山。キャリアを積み、年齢を重ね、デビュー30周年の節目を迎えた今、「父との別離について、30年掛かってやっと書き出すことができた。ただ、これで完結するのではなく、この楽曲は僕自身の死生観をさらに深度深く表現する〝始まりの歌″」と福山は、タイトル曲・アルバム全体に込めた思いを語っている。

 また、アルバムでは死そのものだけでなく、死を見つめることで浮き彫りになる生、その両極の間を時に激しく、時に優しく繋ぐ人生の様々な場面・想いを描いた、彩り豊かな作品に仕上がっているとのこと。

 なお、アルバムタイトルに込められた思いについては、10月24日のレギュラーラジオ『福のラジオ』(JFN38局ネット 毎週土曜14:00〜14:55)、『地底人ラジオ』(渋谷のラジオ他全国17局ネット 22:00〜23:30)にて、語られる予定。

 加えて、12月27日にはアルバム収録曲全てをパフォーマンスする、自身初のオンラインライブ『FUKUYAMA MASAHARU 30th Anniv. ALBUM LIVE』を開催する。

 コロナ禍の収束が見通せない中、福山は「全てのライブが中止になったとしてもクリエイティブ活動は止めない」と固く決意して制作活動に取り組み、アルバムをいち早く届けるために企画された。10月28日からは、アーティストオンラインショップ『アスマート』にて本公演のオリジナルグッズの販売開始が予定。チケットの販売方法などの詳細は後日発表される。

■リリース情報
『AKIRA』
収録曲
・AKIRA 
・心音(日本テレビ系 水曜ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』主題歌) ※初音源化
・革命(映画『新解釈・三國志』主題歌) ※初音源化
・幸せのサラダ (キユーピーハーフ CMソング) ※初音源化
・始まりがまた始まってゆく (ダンロップ ビューロ CMソング) ※初音源化
・甲子園 (NHK高校野球テーマソング)
・零 –ZERO– (劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』主題歌)
・トモエ学園 (テレビ朝日系 帯ドラマ劇場『トットちゃん!』主題歌)
・聖域 (テレビ朝日系 木曜ドラマ『黒革の手帖』主題歌)
・失敗学 (日本テレビ系 水曜ドラマ『正義のセ』主題歌) ※初音源化
・いってらっしゃい (日本テレビ系 朝ドラマ『生田家の朝』主題歌) ※初音源化
・暗闇の中で飛べ ※初音源化
・Popstar ※初音源化
・漂流せよ ※初音源化
他 未発表音源を含む全16曲収録予定

■ライブ情報
『FUKUYAMA MASAHARU 30th Anniv. ALBUM LIVE』
公演日時 2020年12月27日(日)

アルバム特設サイト

関連記事