NiziU MIIHI、芸術的パフォーマンスの裏に“自分らしさ”追求する努力 強い想いが表現者としての特別さに

 『Nizi Project』から誕生したグローバルガールズグループ・NiziUのメンバー9人によるデビューまでの軌跡を、彼女たち自身のインタビューを基に明らかにしていく特別番組『NiziU 9 Nizi Stories』がHuluにて配信中。今回は、同番組第8回でスポットが当てられたNiziUメンバー・MIIHIの魅力を紐解く。

 メンバーから「MIIHIちゃんの魅力は、表現力(NINA)」「(MIIHIが)バラードを歌っている時は、見ていて本当に涙が出そうになる(RIMA)」「可愛い・カッコいい・セクシー、どんなコンセプトもいける(MAYUKA)」、またJ.Y. Parkから「MIIHIさんは曲によって全く違う人のように見えます。まだ(当時)15歳なのに、なぜそんな表現ができるのか分かりません。曲に入り込む能力が本当に優れている」と評される、MIIHIの表現が放つ輝きは、初登場となる地域予選からすでに感じられるものだった。「Precious」(伊藤由奈)を歌い始めた彼女の姿は、審査室に入ってきた時のあどけない印象やその小柄な出で立ちとは裏腹に、壮大な響きをまとう同楽曲と一体となって観る者を圧倒した。

NiziU MIIHI

 後日、地域予選において最も大きなインパクトを残した練習生の一人にMIIHIの名を挙げたJ.Y. Parkは「スターになる準備が整っている子」「(自分が練習生に求める要素の)全てが揃っている」と語ったが、彼女はその後のパフォーマンスにおいてJ.Y. Parkが抱いていた大きな期待を次々に上回っていく。

[Nizi Project] Part 1 #2-2

 東京合宿・ボーカル審査で「雪の華」(中島美嘉)を披露したMIIHIは、オーディション開始時に告げられていた「歌手は、自分の実際の話のように歌うべき」という課題に応えるように切ない表情とともに情感たっぷりに歌い上げ、会場を感嘆の声で包んでいた。

[Nizi Project] Part 1 #5-2

 ダンス審査における「CHEER UP」(TWICE)では、爽やかな快活さをみせた彼女。コロコロと変わる表情全てが可愛らしく、瞬きすることさえ惜しく思えてしまうようなそのパフォーマンスは、後の東京合宿・SHOWCASEで「TT」(TWICE)を披露した際、TWICEメンバー本人であるサナから投げかけられた「(パフォーマンスの)途中にモモちゃんやダヒョンちゃんの表情が見えたような気がしました。見ていて凄く楽しかった」という言葉に繋がっていたように思う。

[Nizi Project] Part 1 #3-2

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