A.B.C-Z 河合郁人、SixTONES ジェシー、Aぇ!group 草間リチャード敬太……バラエティ盛り上げるジャニーズの新たな顔ぶれ

 ジャニーズとして歌やダンス、演技などのパフォーマンスに加え、バラエティ番組に進出する新たな顔ぶれに注目が集まっている。今回は河合郁人(A.B.C-Z)、ジェシー(SixTONES)、草間リチャード敬太(Aぇ!group)にフォーカスし、新たな分野で活躍が期待されている3人がキャスティングされる秘密を考察したい。

ジャニーズ愛溢れるものまね披露するA.B.C-Z 河合郁人

 河合郁人はデビュー組の中でも屈指のパフォーマンス力を持つグループ、A.B.C-Zのメンバーである。自らジャニーズが大好きと公言し、過去にも先輩や後輩のものまねを披露していたが、ものまねのプロや芸人が参加する『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)に出演し、見事準優勝に輝いた。これをきっかけに『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)や『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)等の人気番組に次々に出演し番組を盛り上げている。周囲から「ソックリ!」と言われることも多いフットボールアワーの後藤輝基と共に『たとえるバラエティ クイズ!鼻からスイカ』(読売テレビ)で初MCとしてタッグを組むなど大躍進を遂げている。

 そしてついに9月19日、26日には初の冠番組『ジャニーズ河合がジャニーズのコト勝手に答えます!!』(テレビ朝日、関東ローカル)が2週にわたって放送されることになった。河合のものまねは木村拓哉、松本潤(嵐)、亀梨和也(KAT-TUN)などが有名だが、いずれも本人公認。河合自身がファンであることから、細かい部分までこだわり、ファンが見ても「そうそう! 」となる納得のものまねだ。自身もジャニーズのため本人のパフォーマンスを実際に見ることができることに加え、ファン目線の観察眼で分析し、自身のダンススキルによって“華のあるものまね”として再現することができるのが河合の強み。加えて『ザ少年倶楽部』(NHK-BSプレミアム)のMCや『ABChanZoo』(テレビ東京系)で培ったトーク力で、バラエティ番組で芸人たちとの絡めることも大きな武器である。アイドルだからと構えず、自虐に走り過ぎることもない絶妙なスタンスが、ジャニーズファン以外にも支持される理由だろう。

 真似される側の木村拓哉にも河合の熱い想いが伝わり、木村のライブの東京、大阪公演にも河合が参加。最終日には木村から河合にサイン入りのギターがプレゼントされるなど、ものまねを通じ、先輩との絆も深まっている。

ポジティブな姿勢で挑むSixTONES ジェシー

 ジェシーと言えば『有吉ゼミ』(日本テレビ系)内の人気コーナー「八王子リホーム」での活躍が好評だ。滝沢秀明に続きヒロミに弟子入りし、未経験ながら奮闘する姿は視聴者の共感を得ている。番組内ではオリジナルのセンスで工夫を凝らすなどDIYのセンスも見所のひとつ。加えてSixTONESの公式YouTubeチャンネル、Instagram、雑誌などでも「AHAHAHA!」と表記されることが多いジェシーの笑い声に代表される前向きなキャラであることも大きな魅力のひとつ。ジェシーのコメントやポジティブな姿勢、SNSなどで発信される発言などに勇気づけられるというファンも多い。

 過去に出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)では得意のドナルドダックとビートたけしのものまねを披露した際には、レギュラーの芸人チームから「ドナルドでたけしさんのものまねも」とムチャぶりされるも、見事にリクエストに応えるなど、対応力の高さも注目だ。朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でマンスリーMCを担当した際にはアメリカのロックバンド・Green Dayに通訳なしでインタビュー。その際にもジム・キャリーのものまねを披露し笑いを取るなど個性ある活躍が印象的だった。今後は英語力を活かし、海外でのリポーターなどの活躍も期待できそうだ。

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