浜崎あゆみ、初の無観客配信ライブで発信したメッセージ 視聴者に希望与えたエンターテイナーとしての力強い姿

浜崎あゆみ、初の配信ライブを振り返る

 浜崎あゆみが7月25日、初の無観客配信ライブ『ayumi hamasaki PREMIUM LIMITED LIVE A~夏ノトラブル~』を行なった。約1時間半のステージでは、1999年のヒットソングから、初披露の新曲「オヒアの木」まで全18曲を披露。時には天使のように愛らしく。時には挑発的な表情でセクシーに。時にはステージを率いる女王としてかっこよく。楽曲によって変化する彼女のパフォーマンスは、どの場面を切り取っても1ミリの隙もなく、まさにエンターテインメントの最前線に生きるプロフェッショナルそのものであった。

 この日の幕開けは、壮大なバラード曲「Mad World」。空には雷鳴が光り、不気味な木々が立ち並ぶ混沌としたステージの演出は、まるで壊れたこの世界を表しているかのようだ。その中心に立つ真っ白なドレスに身を包んだ浜崎は、〈教えてよねぇ〉と何度も訴えかけるように繰り返し、1曲目から観客たちの心を一気に引き込んでゆく。

浜崎あゆみ

 続いてロングワンピースに着替え、ツインテールのストレートヘアをなびかせながら「WHATEVER」「And Then」を力強い歌声で披露。バックダンサーの一糸乱れぬ迫力満点のパフォーマンスからも目が離せない。アップテンポなダンスナンバー「Last angel」では、伸びやかでパワフルな美声を惜しげもなく披露し、歌姫・浜崎あゆみの真骨頂を見せつけた。切ないメロディの「monochrome」を感情たっぷりに歌い上げると、しっとりとした空気をそのままに「æternal」へ。ダンサーの一人と背中合わせになり、指を絡めて繋いだり、切ない表情を浮かべて離れたりと、歌詞に合わせたドラマチックなパフォーマンスを見せる。曲が終わる寸前に一瞬だけ振り返った浜崎の表情は、まるで絵画のように美しく見えた。

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