デジタルシングル「THIS IS NOT A SONG, 1929」インタビュー

Jun. Kが語る、新曲「THIS IS NOT A SONG, 1929」とファンへのメッセージ 「何よりも愛の大切さに改めて気づくことができた」

アツい熱気で1つになるその日まで

――軍隊で過ごした時間を経て、音楽制作にかける想いに変化はありますか?

Jun. K:根本にある曲と正直に向き合うことを大切にするという点は変わらないですね。たった一度でも「これくらいでいいだろう」と考えたことはありません。特にユニークなアイデアが出てくること、それを解いていく楽しみは作品を作る上での喜びですね。ただ、軍隊での日々は1日1日がほとんど同じだったので、新しいことを経験して得られるアイデアは少なく感じました。でも、そのぶん自分自身を振り返ることができましたし、何よりも愛の大切さに改めて気づくことができたので、その時間も決して無駄ではなかったと思っています。

――最近は、どのような楽曲を聴いていますか?

Jun. K:新しい音楽もたくさん聴きますが、昔の音楽も好きですね。1920年代〜1950年代のビッグバンドやジャズを聴くと、頭の中がクールダウンされていくように思います。

――2PMとして、またソロアーティストとして、今後どのような音楽を発信していきたいと考えていますか?

Jun. K:きっとソウルやR&Bの方向の音楽を、ずっと作っていくでしょう。それが一番うまくできるから。ただ、人々に映る僕の姿、そして僕が願う“人から見た僕の姿”、本当に僕が願う“僕の姿”……と、僕自身について客観的に向き合わなければならないと思っています。なぜなら、僕はポピュラー音楽をつくるアーティストであり、多くの人に届く歌をうたう“ポップシンガー”だから。例えば、僕はネオソウルが好きだけれど「人々は僕がネオソウルをする姿を好むだろうか」という点も考えないと。だから、そのときどきで、より良いJun. Kの姿を見せるために、これからも試行錯誤を続けていくと思います。

――中止になったイベントに変わって、オンラインで様々な取り組みもされていましたね。Jun. Kさんと直接会えることを待ち望むファンのみなさんへメッセージをお願いします。

Jun. K:本当に、みなさんに早く会いたいです。今、地球の全ての人々が大変な時期を過ごしています。僕も、とても胸が痛いです。SNS、ファンレター、メッセージを通じて、みなさんの心にいつも感謝していること、残念なお知らせが続いて申し訳なく思っていることを忘れないでください。再び僕たちがアツい熱気で1つになるその日を楽しみにしています。だから、いつも元気でいてください。今すぐ会えないのは残念ですが……夢でも毎日会いましょう!

Jun. K「THIS IS NOT A SONG, 1929」

■リリース情報
「THIS IS NOT A SONG, 1929」
発売:2020年6月10日(水)
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