チャン・グンソク、日本を中心とした音楽活動の歩み 2年のブランクを経ても衰えない人気ぶり

 チャン・グンソクといえば、やはり記憶に強く残るのは前述した『美男ですね』と『メリは外泊中』のバンドマン役。デビュー曲の「Let me cry」もバンドサウンドに仕上がっており、その姿を強く投影している。特にライブでのチャン・グンソクの姿は、ドラマからそのまま飛び出してきたようだ。その後にリリースされてきた音源では、デビュー曲とは違ったカラーのサウンドも披露。ヒッピーメイクが印象的なダンスソング「Nature Boy」や、可愛らしい「Darling Darling」、爽やかなポップソング「Endless Summer」、甘い声を聞かせてくれるバラード「抱きしめたい」など、様々な姿で“歌手チャン・グンソク”を見せてくれている。彼の声は、甘く深みがあるが力強い、日本のリスナーにもハマる声だと感じるが、日本のレコード会社が彼の歌手としての才能を評価したのは、正解だっただろう。

JANG KEUN SUK 「Nature Boy / Indian Summer 」 PV <チャン・グンソク>
チャン・グンソク - Darling Darling
チャン・グンソク - Endless Summer
チャン・グンソク - 抱きしめたい

 去る5月23日にはカムバック直前スペシャルとして、ニコニコ生放送にて過去のライブ映像の特番が放送され、7万を超える視聴者数を記録し、コメント総数は11万件にものぼったという。2年というブランクがあってもチャン・グンソクの日本での人気が衰えていない証拠だろう。

 6月20日にはニコニコ生放送にて『JANG KEUN SUK LIVE IN JAPAN 2015』の模様も配信予定。今後、様々な状況が落ち着いた頃にチャン・グンソクも芸能活動と共に、音楽活動を再開してくれるはずだ。2年を経てどんな俳優、そして歌手としての姿を見せてくれるのか、ファンは待ち遠しいに違いない。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

関連記事