JAPAN 1st Single『TOP -Japanese ver.-』インタビュー
Stray Kidsが明かす、オリジナリティを生む楽曲制作のプロセス「僕らの音楽には独特なエネルギーがある」
世界中のステージに立つことを想定しながら練習している(バンチャン)
ーー実際のアニメはご覧になりましたか? アニメのオープニングやエンディングで曲が流れるのは、ドラマのOSTなどとはまた違う感じだと思いますが、どのような感じだったでしょうか。
バンチャン:僕たちの曲が流れるアニメを見た時、信じられないほど不思議な気持ちでした。 一度は経験してみたかったことだったので、自分たちの曲がアニメの主題歌を担当することができてとても嬉しかったです。
リノ:実際にアニメも見ましたが、僕たちの曲とすごくよく合っていると思えました。
チャンビン:アニメのオープニングとエンディングを僕たちの曲で飾ることができて本当に光栄ですし、多くの方々に喜んでいただけるか心配と期待でいっぱいです。
ヒョンジン:初めてアニメの主題歌を歌いましたが、メンバーが皆アニメをすごく好きなのでさらに感慨深かったです。
ハン:僕はアニメがすごく好きなんです。 アニメ好きとしては本当に信じられなくて不思議な気持ちでした。 オープニングとエンディングに僕たちの曲と歌声が流れて感極まりました。
フィリックス:原作のコミックをたくさん読んでいました。 アニメで曲が流れたのを見て、アニメの世界観と合ってるし、かっこいいと思いました!
スンミン:幼い頃、アニメのオープニングやエンディング曲を聴くとすごくワクワクして興奮しましたが、時が経って僕たちがアニメの主題歌を歌うことになったことが本当に信じられないし、すごく嬉しいです。
アイエン:今回、オープニングとエンディング曲を担当することができて光栄です。 チャレンジしてみたかったことだったのでとても幸せでした。
ーー複数言語が堪能なメンバーもいらっしゃいますし、Stray Kidsは英語バージョンの曲もリリースしています。母国語以外の言語でパフォーマンスする際に、気をつけている点や難しいところはありますか? 技術的な面と情緒的な部分で教えてください。
バンチャン:確かに韓国語で練習するとそれに慣れてしまい、たまに他の言葉で歌う時に紛らわしくなったりもします。 なので、実際に世界中のステージに立つことを想定しながらいつも練習しています。
リノ:韓国語以外でパフォーマンスする時は、歌詞と感情の面で少し難しい部分がありますが、その分たくさん練習します。
チャンビン:外国語なので、レコーディングではたくさんの時間をかけて練習する必要があります。発音にも気を使いながら感情を込めようと努力しました。
ヒョンジン:海外にいる多くのSTAYにも僕たちの姿を見せられるように努力しました。 たまに発音が難しい部分がありましたが楽しかったです。 早いラップとパワフルなステージに注目してくれたら嬉しいです。
ハン:英語でのレコーディングは発音がすごく難しかったのですが、バンチャンさんのディレクションのおかげでスムーズにできたと思います。英語で歌うときは、自分で見やすいように歌詞をセットしてレコーディングします。
フィリックス:英語は問題ないのですが、日本語は今習っている最中です。まだまだ下手なので発音が難しい時もあります。 そういう時はゆっくり歌詞の感情を思い浮かべながら歌うようにしています。
スンミン:練習をたくさんして、母国語のように自然に聞こえるように努力しています。
アイエン:どうしても発音が違うので、韓国語で慣れた歌を外国語で歌うと違和感がありますが、たくさん練習するようにしています。
Stray Kidsだけの音楽性は“自由なこと”(ハン)
ーー3RACHA(バンチャン・ハン・チャンビン)の3人中心で曲作りをされています。普段どのようなやり方で作詞・作曲・編曲を行いますか?
バンチャン:曲によって違います。決まりはなく、自由に意見を出し合いながら制作しています。
チャンビン:3人で意見を出し合ってお互いに歌詞を共有しながら、曲がより良くなるように努力します。
ハン:まずテーマを先に決めて作詞をし、次にメロディを考えたりしますが、実際にはほとんど即興でメロディを書いて歌詞を書いている感じです。決めた順番の通りにやると、思ったより歌がよく出てこないんです。
ーー3人で一緒に作ったりするのか、それぞれが作った物をミックスしたり共同でブラッシュアップさせたりするのでしょうか?
バンチャン:これも毎回違います。別々で制作してみて集まった時に整理する時もあれば、みんな揃って一緒に制作する時もあります。
チャンビン:曲によって違いますが、3人一緒に制作することが多いです。
ハン:その時によりけりですが、大体は一緒に集まって作業し、お互い作ったものがあれば聞かせあって良い部分は採用し、少し足りない部分は修正しながら歌を作ります。
ーー3RACHAの3人から見て、Stray Kidsならではの音楽性についてどのように考えていますか?
バンチャン:Stray Kidsの音楽には独特なエネルギーがあると思います。嘘のない心がこもった音楽で僕たちが伝えたいメッセージを伝えながら、僕たちの音楽を聴いてくれる皆さんにたくさんのパワーを与えられる音楽を作りたいです。
チャンビン:僕たちStray Kidsはいろんな音楽的なカラーを持っていますが、なによりも他のアーティストがやらない新しいことにチャレンジしたいと思っています。そんなところが多くの方に「新しい」と支持してもらえているのではないかなと思います。
ハン:Stray Kidsだけの音楽性というのは、自由なこと、そして僕たちだけのストーリーを楽曲を通して多くの方々と共感できるのが大きな長所だと思っています。
ーーボーカルディレクションなども自らされているようですが、メンバー同士でディレクションする時にやりやすい部分、逆に気を使う部分などはありますか?
バンチャン:いつもメンバーたちはちゃんと練習してきてくれて、 ディレクションに合わせてすぐレコーディングできるので、ディレクションする側としてはとても楽です。
リノ:メンバー同士なので気楽にできますし、ディレクションも分かりやすいです。
チャンビン:お互いをよく知っているので、その分メンバーの長所やイメージを活かすことができていると思います。「称賛は鯨も踊らせる(“褒めて伸ばす、褒めた方が結果うまくいく”「”칭찬은 고래도 춤추게 한다”」)」という韓国のことわざがあるように、良い部分は惜しみなく褒め、その後足りない部分を補います。
ヒョンジン:気になる部分は特になくて、メンバー同士が互いのことをよく知っているので、レコーディングがよりスムーズにできます。
ハン:まず楽な部分は、メンバー全員勘がいいので大事な部分を素早くキャッチしてレコーディングしてくれることです。 難しい部分は感情表現だと思います。 僕がイメージしていたのとは異なる感情表現でメンバーが歌う場合もありますが、 その時は僕がリクエストをして、再度レコーディングしてもらいます。
フィリックス:しっかりディレクションしてくれるので、どんなパートでも心配することなくレコーディングできます。メンバーたちがお互いをよく知っているので、僕に合うパートをちゃんと振り分けてくれます。
スンミン:メンバーたちがディレクションしてくれると、全てにおいてすごくやりやすいし、気楽に自分の意見が言えるのがいいですね。
アイエン:僕は発音に気を使っています。