乃木坂46 金川紗耶、4期生初ファッション誌専属モデルに選ばれた理由 アイドル活動で身につけた自信と表現力

 2020年4月19日、金川は雑誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルになることが決まった。4期生の中で初めての専属モデルだ。そして、『Ray』は白石麻衣が乃木坂46として初めて専属モデルに選ばれた雑誌でもある(2013年3月~2018年3月)。

 同誌の編集長は「4期生メンバーとしてRayの表紙撮影の写真を見て、透明感とバランスの良いスタイルが強く印象に残りました。Rayが求める魅力を持っています。また、その美貌とはギャップのあるキャラクターも魅力です。まだモデルとしてのキャリアは浅いのですが、18歳と若いので、さらにRayと一緒に成長していってもらいたいと思います」とコメントを出している。(参照:TOWER,jp

 苦手意識を持っていた演技に関しては『サムのこと』(dTVで配信中)で克服した金川だが、まだ“しゃべり”には自信がないようで、3月18日に賀喜遥香、清宮レイ、田村真佑と出演した『猫舌SHOWROOM』では「今はしゃべっちゃあかん、頼りないから黙ってますね」と口にする場面もあった。

 しかし、この1年で6回ほど取材している筆者は彼女の“しゃべり”にも可能性を感じている。今年2月にインタビューした際、金川は「私、ちゃんとしゃべれてますよね。すごくないですか⁉」と何度も口にしており、手応えを感じているようだった。

 2020年3月13日のブログには「自分の思ったことを少しずつ伝えれるようになってきました。それは、ゆっくり、落ち着いて、思い出しながら、答えようという作戦にたどり着きました!!!!そうすると、自分の思っている以上に上手く話せるようになりました!!」と綴られている。(参照:金川紗耶オフィシャルブログ

 不器用ながらも着実に前進する彼女の生き方はアイドルとして魅力的だ。彼女が目指すのは「みんなを勇気づけられるような女神」。近い将来、乃木坂46の女神になる日が来ることだろう。

■大貫真之介(おおぬき しんのすけ)
フリーの編集・ライター。アイドルを中心に、サブカルチャー全般を多くの雑誌に寄稿。『EX大衆』、『月刊エンタメ』、『日経エンタテインメント!』、『OVERTURE』などで坂道シリーズの記事を執筆。

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