The Individualism of BEYOOOOONDS ~ビヨーンズの個性と発展~
BEYOOOOONDS 清野桃々姫、多彩な特技磨く“パリピ”なアイドル? キャラクター性を徹底解説
現代っ子でファンキーなパリピ?
グループ最年少で顔立ちも幼さが残る清野だが、そんなルックスとは裏腹に、彼女の性格を一言で表すと「パリピ」(=パーティーピープル)ということになるだろう。周りの人たちからは「動きが変」「オラオラ系」「ウェーイ系」だとよく言われるという。また、話し言葉に擬音語、擬態語が多い。
そんな清野のキャラがよく表れているのがブログだろう。なんというか、文体が独特なのだ。「パリピ」は近年の語彙だが、一昔前では「ファンキー」とか「現代っ子」といったキーワードを用いても違和感が無さそうだ。最近はあまり使っていないが、ブログにて「ワダイカエマース」という単語を多用していたのが面白かった。
清野が中学1年の時の美術の授業で作った、おそらく彫刻刀の彫り物なのだが、字面が「世界征服」と彫っているのも面白い(参照)。BEYOOOOONDSとしての活動のみならず、日常生活からいつもこんな感じなのだろうと思われる。なお、中学校では和太鼓部に所属していたとのこと。
ヒューマンビートボックスが特技
清野の特技としてよく挙げられるのが、ヒューマンビートボックスだ。ドラム等の打楽器のビートを口のみで再現するもので、日本ではボイスパーカッションあるいはボイパと呼ばれることもある。清野はYouTuberがやっている動画を見たのがきっかけで始めたという。
まだBEYOOOOONDSというグループ名が決まる前の2018年8月、一岡伶奈・高瀬くるみ・清野の3人がそれぞれの特技「山手線の駅名が言える」「殺陣ができる」「ボイスパーカッション」を組み合わせるという動画がアップされたことがある。ハロプロファンへ清野のボイパが広く知られるようになったきっかけの動画であり、いま見返すと、このファニーさはプレBEYOOOOONDSだという感じもある。
「眼鏡の男の子」のレコーディングでも清野はヒューマンビートボックスで参加しており、パーソネルを確認すると「Human Beat Box:すらぷるため、清野桃々姫(BEYOOOOONDS)」とクレジットされている。すらぷるためは、2009年開催の『human beat box battle』日本大会優勝の経験を持つヒューマンビートボックス奏者。
ちなみに、こぶしファクトリーの2018年のシングル曲「これからだ!」ではメンバーの井上玲音がヒューマンビートボックスに挑戦したのだが、ここでもすらぷるためが井上にヒューマンビートボックスを指導している。その模様は『ハロ!ステ』で見ることができる。こぶしファクトリー解散後はJuice=Juiceへ加入した井上だが、もしかしたら清野とボイパ共演する機会が今後あるかもしれない。
今年3月の清野ブログでは、ヒューマンビートボックスのレッスンへ行ったという記述があり(参照)、現在も継続的にレッスンを続けて、特技をさらに磨いているようだ。
また、ここ最近のコロナ禍の影響で、様々なアーティストが外出自粛でも自宅で楽しめるような動画をアップしている。BEYOOOOONDSも例外ではなく、「#お家でもびよんず学校」というシリーズをスタートさせている。これは各メンバーが自分の得意技についての解説動画を日替わりでアップしていくという趣向で、清野の回ではヒューマンビートボックスのやり方をわかりやすく解説している。