『ONE in a Billion』グランプリインタビュー
三浦風雅『ONE in a Billion』グランプリ獲得者インタビュー 仲間と切磋琢磨したオーディションと自身の成長
27歳までに東京ドーム
ーーオーディションに参加した他のみなさんについては? 合宿審査の最後は、途中で脱落した荒木さんやきゃないさんといった参加者と泣いて別れを惜しむ場面もありました。
三浦:みんなライバルではあったけど、良き仲間でもあったなって。合宿最終日の明け方まで、みんなでいろいろなことを話したんです。最初はきゃないと木下くんで、人生や歌手としての未来、お互いの歌のこととか、けっこう熱い話をしていて。「もっと俺はこうしたい」「俺はこう思う」みたいな。朝3時とか4時だったかな? MASAZAYNとか成山くんも起きて来て話に混じって。『ワンビリ』に参加してから、お互いの深いところまで話す機会はなかったので、その時に初めてそれぞれのことをすごく知ることが出来たんです。その数時間後の別れですから、それは泣きますよ(笑)。
ーー審査を通して、いちばん印象に残っていることは?
三浦:やっぱり合宿審査で、清水翔太さんの前で、ご本人の歌を歌わせていただいたことです。そんな機会はなかなかないし、アドバイスもいただけたので。
ーーなんと言われたんでしたっけ?
三浦:「驚きはない」と(笑)。厳しい言葉でも、言ってもらえただけありがたかったです。
ーー清水翔太さんは、ファイナル審査でも「グランプリを獲っただけではまだ人生は変わらない」と言っていましたね。
三浦:別に自信満々だったわけではなかったけど、今のレベルじゃ全然ダメなんだなって。きっと眼中にもないくらいだったんだと思います。だから、まずは、また聴いてもらえるところまで行けるように、耳に入れてもらえることを目標に、頑張ろうと思いました。
ーーそんな出会いも含めて、『ワンビリ』を通して自分の中の音楽観みたいなものは何か変わりました?
三浦:それは変わっていません。自分が目指しているのは……僕は音楽で、その人の人生すべてを変えたいわけではなくて、ほんのちょっとで良いので、楽しい時にちょっと気持ちをプラスしてあげたり、悲しい時にちょっと寄り添ってあげたり、心の中のちょっとの支えになれる音楽をやりたいと思っています。僕自身も辛い時などに音楽に助けられて、それで音楽を始めたのもあるし。きれい事を言ってるみたいですけど、本当にそう思っていて。その思いは、むしろ強くなったかもしれません。
ーー7月にはツアーも決まってるそうですね。
三浦:以前に「1人で1000人も集められるわけがない」と、とある先輩から言われたことがあって。大人たちからも言われて、そういう風に頭から出来ないと言われると悔しいじゃないですか。それでライブ審査を欠席した翌日のライブで、1000人を動員することが出来たんです。だから今度は、ツアーの3公演を通して2000人を集めることを目標にしています。
ーーまだ漠然とはしていると思いますが、メジャーデビューが決まって、今後何かやりたいことは?
三浦:正直今までと何が変わるのかまだわからなくて。ただ、自分が27歳になるまでには東京ドームに立ちたいということをずっと言って来ていて、でもそれは漠然としたものだったんですね。これから、それに向けてどういうプランを立てれば良いのか、スタッフさんに相談に乗ってもらいながら、「27歳までに東京ドーム」という目標をリアルなものに出来るように話し合っていければと思っています。
■番組情報
ファイナルライブ審査総集編
2月14日(金)20:00~放送中(全4回放送予定)
番組MC:ガーリィレコードチャンネル
番組公式アンバサダー:スカイピース