『オンブルー』インタビュー

manaco、『オンブルー』で示したソロでの挑戦 DECO*27、八王子P、GARNiDELiAらとの楽曲制作を語る

八王子P、GARNiDELiA、DECO*27らとのコラボ

――アルバムには、八王子Pさんも参加されていますが、「タイムリミット」という楽曲を歌われていかがでしたか?

manaco:曲を聴いてイメージして歌詞を書かせていただいたのですが、まず「オープンカーで旅をしたい」というイメージが沸きました。歌詞の世界観は悲しいんですけど、曲調は明るくて、悩んでいる若い子の背中を推す曲になったらいいなと思い、受け手によって、色んな受け止め方ができる楽曲にしました。

――そして、GARNiDELiAをゲストに迎えた「さよならホームラン」というナンバーも良かったです。今回のゲストコラボはどのようなきっかけで実現したのでしょうか? 

manaco:Q'ulleで対バンをさせていただいてから、GARNiDELiAのメイリアさんはプライベートでも仲が良くて、今回tokuさんに曲を書いていただいて、メイリアさんと一緒に歌詞を書いて歌えることになりました。GARNiDELiAさんは、ニコニコ動画の世界では知らない人がいない存在で、「日本の文化といえばGARNiDELiA」というくらい「踊っちゃってみた」シリーズを中心に海外でも大人気なので、ご一緒できて本当に嬉しかったです。

 GARNiDELiAさんの楽曲では、メイリアさんは自分のことを歌っているので、自分ではない主人公がいる曲は珍しかったみたいです。メッセージで世界観を共有して「そういう感じね、なるほど!」というやりとりをしながら、野球少年をテーマとして進めていきました。

――そして、「愛踊る feat. 217」は、ソロ活動発表時にCOJIRASE THE TRIPの217さんとフューチャリングした楽曲。manacoさんが参加した「NO KIDDING feat.manaco」のアナザーソングで、連動感が魅力のナンバーでした。

【COJIRASE THE TRIP×manaco】NO KIDDING feat.manaco【踊ってみた】
manaco / 愛踊る feat. 217 (踊ってみた)

manaco:実は、「愛踊る feat. 217」を作っていたんです。ライブでも先に披露していたりしていたんですが、リリースは後になってしまいました。2つの視点から楽しめる楽曲を作ってみたくて、この楽曲は、優しくジャジーで、女性らしい言葉使いを使って、女の子が主役の曲に、「NO KIDDING feat.manaco」はラップもあったり、男の子らしさ溢れる曲にしました。色んな視点で歌っているので、そういう部分もリスナーの方に楽しんでいただける楽曲だと思います。

――そして、「私を殺さないでよ」がDECO*27さんによるナンバーですね。

manaco:DECO*27さんのロックサウンドが好きなのでエモーショナルな曲をオファーさせていただきました。女の子が主人公と設定をお伝えして、曲はおまかせしました。歌詞は、DECO*27さんが1番、私が2番を書きました。

manaco / 私を殺さないでよ (踊ってみた short ver.)

――自分にない要素も引き出していただけそうなコラボですね。

manaco:はい、DECO*27さんの歌詞のワードのセンスがすごくって。言葉の裏に隠れている要素もあって、色んな受け取り方ができるんです。今回ご一緒できてとても勉強になりました。

――「COLOR」は、メロウで踊れるダンスミュージックのナンバー。

manaco:これまであまりやってこなかったタイプの曲でした。おしゃれな曲ですよね。 

――創作活動をしていると、煮詰まったりリラックスしたくなる瞬間があると思いますがいかがですか? 

manaco:ええ〜、あ、寝ますねぇ(笑)。一番リラックスできると思います。誰かと遊びに行こうとしてもそわそわしちゃって。どこか頭の中で創作活動を忘れることができないんです。となると、リラックスするには寝るしかないんですよ。このやり方が一番整うし、自分には合うと思いました。逆にインプットは、お芝居など観るのが好きです。舞台のリハーサルって、音楽とはまた違うんですよ。食わず嫌いな性格なんですけど、幅を広げて、いろんなものを観たり聴いたり楽しんでみたいですね。

――今回、青を基調としたジャケットアートワークも素晴らしいですよね。アルバムタイトルにもぴったりな爽やかな世界観でした。

manaco:ジャケットイラストはイラストレーターの、かとうれいさんが手がけてくださいました。以前から知り合いで、ロックなQ'ulleだと、なかなか雰囲気が合わなかったんですけど、ソロだったらばっちりかなって。青色使った作品が多い方で、『オンブルー』という青いテーマにぴったりなアートワークを手がけてくださいました。

――今回、初のソロアルバムの感性を通じてたくさんの経験を得られたというか、一気に成長できそうなアルバム制作になったと思います。今後の野望や目標などは生まれましたか?

manaco: そうですね、もっといろんな物語を作っていきたいです。2枚目のアルバムはまたガラッと違うものになるかもしれませんね。

(取材・文=ふくりゅう/写真=はぎひさこ)

■リリース情報
『オンブルー』
発売日:2019年11月27日(水)
AL+DVD2枚組 RZCD-86926/B~C(税抜)¥6,000(税抜)¥6,600
AL RZCD-86927(税抜)¥3,000(税抜)¥3,300
ミュージックカードType-A※mu-mo/イベント盤
RZZ1-86928(税抜)¥2,000(税抜)¥2,200
ミュージックカードType-B※mu-mo/イベント盤
RZZ1-86929(税抜)¥2,000(税抜)¥2,200
<CD収録内容>
01. 向日葵
02. トクベツ
03. タイムリミット ※八王子P作編曲
04. さよならホームラン feat. GARNiDELiA
05. Sunshine Girl
06. ヒーローになりたいんだ
07. 愛踊る feat. 217
08. ふたりぼっち
09. アイを注いでくれたキミに
10. 主演:ワタシ
11. 優しい世界に眠ってる
12. COLOR
13. 私を殺さないでよ ※DECO*27作編曲
14. 貴方が想うよりも
<DVD1収録内容>
manaco 全国8都市ツアー『cross road』Final at duo MUSIC EXCHANGE
M1. トクベツ
M2. ヒーローになりたいんだ
M3. 主演:ワタシ
M4. COLOR
M5. ふたりぼっち
M6. Sunshine Girl
M7. 優しい世界に眠ってる
M8. 私を殺さないでよ
M9. アイを注いでくれたキミに
M10. 向日葵
M11. 貴方が想うよりも
ENCORE
・愛踊る feat. 217
・タイムリミット
・向日葵
<DVD2収録内容>
・Tour Documentary of 「cross road」
・向日葵 -Music Video-
・愛踊る feat. 217 -踊ってみた-
・Sunshine Girl -踊ってみた-
・私を殺さないでよ -踊ってみた-
・向日葵 -踊ってみた-

■関連リンク
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