デビュー7周年を迎えたGENERATIONSから感じる“夢を叶える幸せ” 『Mステ』最新曲披露への期待
「今後のLDHの未来を作ってくれるような世代だと思っている」。EXILE HIROは、そう彼らのことを紹介していた。ひたむきで、ポジティブで、明るくて、気持ちのいいGENERATIONSに、大人たちが「未来を担う若者」と託したくなるのも頷ける。手を差し伸べたくなるような可愛げと、彼らならきっとやってくれるのではないかという頼もしさ。そのバランスが、今のGENERATIONSの最大の武器。
そして、「One in a Million -奇跡の夜に-」は、そんなGENERATIONSが進化の途中であることを改めて教えてくれるような1曲だ。MVは、ワンシチュエーション長回し、ワンロール表現というこれまでにない作風。佐野玲於が「ひとつミスが起こると撮り直し。すごく集中して撮影していたと思います」と振り返るように、息の合ったGENERATIONSならではのMVとなっている。
今のGENERATIONSであれば、その実力を見せつけるような楽曲も発表できる。だが、それ以上に7周年という節目のアルバムで表現したのは、彼らの絆。歌う喜び、踊る楽しさ、それを誰かに届けて幸せを感じること。そんな“夢を叶える幸せ”を伝えようとしてる印象だ。最新作にして初心。GENERATIONSの真髄は、ここに尽きるのだろう。
夏の暑い日に一緒に騒ぐ痛快さ。一緒に頑張ろうと胸を熱くする高まり。冬の寒い日に愛しい人に寄り添う温かさ。新曲をリリースするたびにGENERATIONSの持つ表現力の広がりに、ますます楽しみが増えていく。彼らが、どこまで私たちの人生に寄り添ってくれるアーティストに成長してくれるのか。今夜の『Mステ』でのパフォーマンスは、彼らの7年の成長や夢を叶え続けている喜びと共に、これからのGENERATIONSの可能性に想いを馳せる時間になる予感がする。
(文=佐藤結衣)