LEO IMAI、ZAZEN BOYSと“東京”で迎えたツーマンツアー『大都会』ファイナル 盟友 前野健太、呂布カルマも登場
LEO今井が自身のバンド・LEO IMAIを率いて、自主企画ツーマンツアー『大都会ツアー』が全国5都市で開催された。2019年8月30日の大阪・UMEDA SHANGRI-LAでの前野健太とのツーマンから始まった本企画は、10月25日の東京・マイナビBLITZ赤坂で行われたZAZEN BOYSとのツーマン、そして前野健太と呂布カルマをゲストに迎えたこの本公演にて終幕した。
前回、2019年9月24日に渋谷クラブクアトロで行われた、人間椅子とのツーマンライブの様子はこちらのライブレポートをご覧いただきたい。(参照:LEO IMAI×人間椅子が繰り広げた異色の2マン公演 両者の情熱ぶつけ合う刺激的なライブを見た)
まずはZAZEN BOYSのライブからスタート。向井秀徳の〈本能寺で待ってる〉の歌い出しを合図にメンバーの吉兼聡(Gt)、MIYA(Ba)、松下敦(Dr)が共鳴するように1曲目「Honnoji」を演奏し始めた。Aメロ前にメンバー全員が「待ってる待ってる!」と煽り歌い出す向井。ZAZEN BOYSのアンセムとも言える本楽曲に客席の熱も一気に高まった。
そして止まらずに「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」を演奏。バンドメンバーが声を重ねてリズムを生み出していくという遊びに溢れた演出に思わず客席も微笑んでしまう一幕も。そして休む間もなく「聞こえてくるのは、1・2・3。4!」という向井の掛け声を合図に「COLD BEAT」を演奏。始めから勢いを増していく攻めたセットリストで会場を沸かせた。
楽曲終盤、メンバーと共に息のあった遊びを見せてくれる毎回お決まりの見せ場では「聞こえてくるのはあのビート」と向井がMIYAを指名するとベースを弾き鳴らし歓声が上がる。さらに今回はLEO今井とのツーマンということもあってか「気がつけばポテサラ」「ポテサラミッドナイト!」等と叫ぶお茶目なワンシーンも。
その後「杉並の少年」「This is NORANEKO」を演奏したのち、LEO今井の新アルバム『6 Japanese Covers』にもカバー楽曲として収録されている「ポテトサラダ」を演奏。〈ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ〉という気の抜けた歌詞にも関わらず、クールなサウンドで、何度も聴いている内にカッコよく思えてしまう向井節全開の楽曲だ。途中「はいはい!」「ソレソレ!」と気の抜けた煽りをいれても盛り上がってしまうのだから素晴らしい。
演奏後、夕焼け小焼けを歌い上げ「わかるかな、わかんねえだろうな」と向井が客席に語りかけた後「WHISKY & UNUBORE」を演奏。〈ああ 冷凍都市は冬だった〉という歌詞が寒くなり始めた東京と重なった。その後、挨拶をし「Matsuri StudioからやってきましたZAZEN BOYS」とお決まりの挨拶を決め、「破裂音の朝」を演奏。そして最後に「Asobi」で締め括った。