乃木坂46 賀喜遥香、清宮レイ、金川紗耶……バラエティ担当としての頭角を現す4期生メンバー

 最後に紹介したいのが、ややズレた発言や行動が目立つ、天然タイプの金川紗耶。あえて、先輩メンバーで挙げるとすれば、生田絵梨花や齋藤飛鳥といったところだろうか。齋藤と梅澤美波に紹介された『乃木坂工事中』の企画「4期生売り込みショー」で、クセが強い早口言葉を披露した時からその兆しは見え始めていたが、ファンの間で一気に話題となったのが「真夏の恐怖体験2019」で披露した真剣な怪談になぜか登場する“ミシュランマン”だろう。

 『乃木坂どこへ』でも、自己紹介でフライング気味に立ち上がって周りを驚かせたり、けん玉が得意と言いながらも実際は皿に乗せられるぐらいの腕前、ファミレスで前の人がまとめて注文したビーフシチューオムライスを再びオーダーしたり……と天然エピソードは数知れず。和ラーのスペシャルムービー「あすさんぽ」でも、掛橋沙耶香の出身地・岡山の話題になり、先輩の齋藤に「どこにあるか分かりますか?」と聞いてしまう一幕も。齋藤からはもちろん、ラジオ番組『乃木坂46の「の」』(文化放送)で共演した梅澤からも4期生のいじられメンバーと認められるほどに、そのキャラクターは浸透してきている。10月からは、ラジオ初レギュラー『乃木坂46 金川紗耶のイマレコ!』(AIR-G' FM北海道)がスタート。回を重ねる毎に、彼女のキャラがより色濃く出はじめることだろう。

 バラエティ担当と一口に言っても、その意味は広く、2期生では新内眞衣、3期生では梅澤美波や与田祐希など、MCができたり、リアクションに長けていたりと様々なタイプがいる。今後、さらに4期生が単独でバラエティ番組に進出していけば、乃木坂46の色もさらに深まっていくはずだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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