嵐のMVに潜む謎 「Happiness」「Love so sweet」「Monster」の気になるシーンに注目
「Monster」の“ラスト2秒の謎のやりとり”
「Monster」といえば、そのスリリングな曲の世界観と独創的な振り付け、そして5人の美声がたまらない、嵐のなかでもトップクラスにカッコいいMVだが、ラスト2秒に“謎の時間”があるのをご存知だろうか。MV本編が終わり音が止んだ次の瞬間、画面がブラックアウトし、再び現れる嵐。
あれだけキレキレの歌とダンスをしたあとに、いきなりふざけだす大野とそれを見る4人。謎すぎる2秒に頭が混乱し記憶が全て消えかけた。しかし、改めて見てみると“嵐”をギュッと凝縮したような一瞬であることに気がつく。
「がおーっ!」というポーズを取る大野。それを見てニヤリと笑う松本。聖母のような表情で見守る相葉。「なにしてんのコイツ」とクールな視線を向ける二宮。まったく微動だにせずキメ顔を続ける櫻井。つかず離れず、絶妙な距離感。この2秒に嵐が20年ものあいだ走り続けられた理由の一端が見えた気がした。
今回、紹介した曲以外にも嵐のMVには一見しただけではわからない“仕掛け”がいくつもある。何度も繰り返し見ることで新たな発見や魅力がどんどんと溢れてくる嵐のMVをじっくり観察してみるのも一興だ。
■かんそう
1989年生まれ。ブログ「kansou (king and soul)」で様々な「感想」を書いている。