TEAM SHACHIがバンド編成で見せた圧倒的な熱量 新木場フリーライブに感じたグループの成長

TEAM SHACHIがバンド編成で見せた圧倒的な熱量

 TEAM SHACHIが10月4日、東京・新木場STUDIO COASTでフリーライブを開催。日高央(Gt/THE STARBEMS・BEAT CRUSADERS)、Bunta(Dr/TOTALFAT)を迎えた今夏限定のスペシャルバンドを再集結し、ブラス民(改名後に参加する6名のブラス隊)とメンバーをあわせた13人編成で観客を魅了した。

 ちーむしゃちほこから改名して1周年を迎えようとしているTEAM SHACHI。今年2月にリリースしたセルフタイトル作品『TEAM SHACHI』から現在まで、音楽性はもちろん、彼女たちの意識にも大きな変化があったという。秋本が「TEAM SHACHIに変わって何が変わったのかと言えば、それぞれのメンバーが自発的に何かに取り組むようになったこと」と語っていたが、各メンバーが作詞や振り付けに参加するようになり、TEAM SHACHIというプロジェクトに本当の意味で血が通ったと言える(参考:TEAM SHACHI×MCU×土屋和弘インタビュー ロックマンとのコラボ曲&ゲーム制作秘話を語る)。そして今夏、バンドを携えて『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『SUMMER SONIC』などに出演した音楽フェス巡りが、グループの成長に繋がったことは想像するに容易い。

  日高のソロギターで始まる生バンドバージョンの「OVERTURE〜ORCA〜」がスタートし、ブラス民に続いてTEAM SHACHIがステージに登場。10月2日にリリースしたばかりのシングル曲「Rock Away」で勢い良くライブは幕を開けた。スタンドマイクで力強いボーカルを見せる秋本と咲良菜緒。バンド陣の豪快なプレイを背負っている影響もあってか、メンバーの歌声はパワフルに。

 そこから「DREAMER」「BURNING FESTIVAL」とアッパーな楽曲を続け、会場の熱気を高めていく。ステージを縦横無尽に跳ね回り、髪を振り乱して踊るメンバー、バンド編成ならではのパワー溢れるサウンドとライブならではのアレンジからは、今夏を共に駆け抜けたチームワークの良さが感じられた。個々の歌声やキャラクターが光る自己紹介ソング「Hello, TEAM SHACHI」は、日高、Bunta、MIYA(Ba)のソロプレイも挟まれるなど、いつにも増してテンションの高いパフォーマンスを見せた。

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