欅坂46『別冊カドカワ 総力特集』から見える裏側 原田葵、平手友梨奈ら発言などから考察
欅坂46を特集したムック本『別冊カドカワ 総力特集 欅坂46 20190807』が8月7日に発売された。本誌にはグラビアやライブレポート、北川景子と平手友梨奈の対談、ファンを公言している著名人のインタビューなど貴重な資料が多数掲載され、ファンにとっては必携の内容となっている。
たとえば、『欅共和国2019』にて活動復帰した原田葵のロングインタビューでは、彼女の復帰初日の心境が丁寧にまとめられている。最初は緊張と不安もあった原田だが、ステージに立ち曲が進むに連れて徐々に「感覚を取り戻して」きたのだそうだ。活動休止中もプレッシャーや不安はあったらしく、表舞台から離れていた分、体力の低下を痛感するなど休止発表から復帰までの出来事がリアルに綴られている。
面白いのは、グループ活動から一旦離れてグループの外側に身を置いたことにより、欅坂46の存在感を改めて実感することができたというエピソードだ。大学に進学した彼女は、体育の授業の体力テストで褒められたことで欅坂46のダンスパフォーマンスがいかに激しいものだったのかを再認識する。さらに、受験期間においても塾の教室や受験会場で欅坂46のグッズを持っている人に度々遭遇し、いかに自分が影響力のある場所にいたのかを思い知らされる。そして、そうした体験を通して活動休止までの約3年間が無駄ではなかったのだという自信を手に入れられたのだ。
休んでいた間にキャプテンである菅井友香が誕生日プレゼントを渡しに来てくれたというメンバー間の絆を感じとれる心温まるエピソードもあり、総じて、グループから離れたことで逆にグループの存在の大きさを感じることとなる期間だったのではないだろうか。