KAT-TUN 中丸雄一は“スルメ”のようなアイドル? 実直さと職人気質な仕事ぶりに注目

職人のような仕事ぶり

 日本テレビ系の特番でみせた“ブラホック外し”では、王者として君臨してきたくりぃむしちゅーの有田哲平を上回る記録を樹立したこともあった。スタッフが追い付かないほどの速さで外す手さばき。じっと狙いを見定める視線。とてつもなく真剣なのだ。

 中丸は、“普通っぽさ”が魅力の一つだと言われることが多い。実際には、こんなハイスぺック男子は存在しないと思いながらも身近に感じられるのは、彼の実直な人柄が伝わってくるからだろう。ファンクラブの有料ブログで句会を行ったり、絵を描いたり、コンサートではヒューマンビートボックスと音響機材を自在に操った音の演出、趣向を凝らした単独ライブ、グッズのうちわの表情・向きに至るまで、まるで職人のような仕事ぶりには、“貫徹”、“積み重ね”という言葉が浮かんでくる。

 『シューイチ』400回記念の「まじっすか」では、「ジャニーズ同期No.1決定戦」が行われ、同期であるNEWSの増田貴久、A.B.C-Zの塚田僚一が登場した。オブジェに話しかける増田、バク転で登場した塚田と、同期の中でもバラエティ色豊かなメンバーに囲まれた中丸は、いつもより表情が和らいでいるように見えた。

 中丸のお決まりのセリフ「まじっすか!」も増田に先取され、塚田はニューシングルの告知とやりたい放題。同期をご飯に誘っても、だいたいこの3人が集まるというだけに、普段の様子に触れた気分だ。

 ドラマにバラエティ、情報番組と、これからますます露出が増えるが、彼の魅力はこれだけではない。アイドルとしてステージに立つ姿を観たら、また印象が変わることだろう。スルメのような味わい深いアイドルを、ぜひご覧あれ。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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