STU48、AKB48劇場で2回目の出張公演 船上劇場に向けて成長みせるパフォーマンス力
この日は、入場の際にメンバーが歌詞を書いた「瀬戸内の声」の歌詞カードが配られ、ファンと一緒に歌う形でのパフォーマンスとなった。スローバラードで瀬戸内海を歌う歌詞は、瀬戸内7県を舞台に活動するSTU48としても大切な、グループを代表する楽曲である。AKB48劇場に響くその歌声を聞きながら思ったのは、船上劇場では瀬戸内の海を望みながらのパフォーマンスになるということ。「瀬戸内の声」のMVは、遠くの島々をバックに、海の水面が煌めく美しいロケーションでの映像だが、実際に見る瀬戸内海の景色では画面越しには伝わらない、息を飲む絶景を目の当たりにすることができる。平成30年7月豪雨による甚大な被害により、残念ながら目標としていた今夏のオープンは見送りとなっているが、一日も早い船上劇場の出航を願うばかりだ。
(文=渡辺彰浩/©STU)