Sexy Zoneには家族同然の強い絆がある 『Missデビル』挿入歌から感じること
5月12日、菊池とマリウスがラジオ『らじらー!サタデー』22時台(NHKラジオ第1)に登場し、「イノセントデイズ」を解説する一幕があった。ファンの間で“風マリ“の愛称で親しまれているふたりのやりとりは、親(菊池)が子(マリウス)を可愛くて仕方ないと溺愛するような、じゃれ合いが魅力だ。「イノセントデイズ」について、マリウスが「今までになかったミディアムバラードで……」と話し始めると、菊池がすかさず「どういうところが?」とツッコミを入れる。マリウスも負けじと「なんかこう……ティピカルな〜」と説明しようとするのだが、「ティピカルとおっしゃいますと? ちょっと難しいです」と逃さない菊池。
さらにマリウスが「今までのバラードと比べると」と話せば、菊池が「比べるんですね?」と突っかかり、「比べるのはよくないけど」と弁解しようとすれば「比べるのは良くないんですね」と畳み掛ける。最終的にマリウスが導いた「イノセントデイズ」の解説は「日常的なレベルで、たくさんの人と共感できる歌詞になっております」という言葉。だが、これにも菊池が「どういったところが?」と詰め寄ると、「あのー……“ビニール袋“とか」。これには菊池も大爆笑。こんなふうに遠慮なく話して、笑って、一緒に活動できる時間そのものが、<全てが宝物>と歌う「イノセントデイズ」に繋がっている。今夜のライブは、そんな彼らの歌声に酔いしれることはもちろん、マリウスの解説を思い出して頬が緩んでしまいそうだ。
(文=佐藤結衣)