乃木×バナナマン、欅×土田&ハライチ澤部、けやき×オードリー…坂道の成長に欠かせない冠番組MC
けやき坂46の初冠バラエティ番組『ひらがな推し』(テレビ東京)が、4月9日よりスタートした。これにより、日曜の深夜枠は乃木坂46の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)、欅坂46の『欅って、書けない?』(テレビ東京)と24時から3本続けて坂道シリーズの番組がオンエアされていることになる。『ひらがな推し』の番組MCは、オードリー・春日俊彰、若林正恭の2人が担当。バナナマン(『乃木坂工事中』)、土田晃之、ハライチ・澤部佑(『欅って、書けない?』)と、豪華な面々が顔を揃える。
乃木坂46の結成と共に始まった『乃木坂って、どこ?』(後の『乃木坂工事中』)では、まだバラエティ慣れせずほとんど話せずにいたメンバーをバナナマンが愛ある鞭でトーク力を鍛え、緊張と不安でいっぱいのシングル選抜発表の際にはそっと背中を押すなど、信頼される“公式お兄ちゃん”として互いの関係を深めていった。以前から、バナナマンがMCを務める番組に乃木坂46のメンバーがゲストとして出演することも多く、西野七瀬が出演する「ビオレUV」CM 太陽と私篇では、“太陽”のナレーションを日村が担当するという異例の展開に。中でも、“公式お兄ちゃん”として広く世間に認知されるきっかけとなったのが、昨年末の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)での日村勇紀が扮するヒム子との共演だっただろう。それは、明治神宮野球場で開催されたライブでも「インフルエンサー」でヒム子がサプライズ登場しメンバーを含め会場を驚かせていたが、先日の日本武道館で行われた生駒里奈の卒業コンサートにおいても、愛の詰まったメッセージで生駒を送り出していた。
ラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)でも、乃木坂46の動向に触れるのがすっかり恒例となっているが、4月27日の放送では2人が生駒の卒業コンサートの舞台裏に言及。終演後の挨拶では、全力のパフォーマンスで精魂尽き果てた生駒が「今、ちょっとでも気を緩めたら寝ちゃいます」と語ったことを日村が明かしており、設楽も普段番組で接している彼女たちと、ステージにいるメンバーを比べ「パワフルだし、すごい歌ったり踊ったりしてるからデカく見えるんだよね」と評価していた。
開始から2年半が経過した『欅って、書けない?』においても土田と澤部が節目のコンサートに足を運び、声援を送る密着映像が番組の定番と化している。冷静に客観視した目線でアドバイスする土田と、熱くまっすぐにメンバーへと接する澤部のバランスが、絶妙な番組の味となっている。以前から土田はパーソナリティーを務めるラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送)で乃木坂46や欅坂46について度々触れてきていたが、4月8日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で企画された「芸能界アイドルファンクラブ」にて、欅坂46の魅力を熱弁。“家電芸人”としても有名な土田は、平手友梨奈が「ガラスを割れ!」のMV冒頭でテレビを蹴り飛ばすシーンを悲しそうに紹介し、ポンコツな年長組の渡辺梨加、応援したくなるメンバーとしてけやき坂46の井口眞緒の名前を挙げていた。4月4日放送の『トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!』(TBS系)では、動物が好きな菅井友香と澤部が共演。菅井家の愛猫・トムの“ブサカワ”な表情の話題から、澤部が“ブサカワ”をやってみるという鬼のような展開となり、例のごとく滑り倒すと「ねぇ、菅井! どうする?」と菅井に救いを求めて笑いを生んでいた。