『KCON 2018 JAPAN』最終日レポート
TWICE、MONSTA X、SUNMIなど人気アーティストも登場 『KCON』に見る日本のK-POP事情
3番目に登場したIN2ITは、「少年24」という24人からなるボーイズグループから8名が選抜され、2017年10月にデビューした新人グループだ。白いスーツを着こなし、新曲の「Snap Shot」では、フレッシュさや可愛さをウリにしている新人グループの中では異色な大人っぽいパフォーマンスを見せた。
『M COUNTDOWN』に出演するのはアイドルばかりではない。ここで女性シンガーのHeizeがステージに。ここ数年、KCON JAPANの常連となりつつある彼女だが、しっとりと安定感のある歌を歌い上げた。その後、“音楽のパートナー”であるというDaviiとともにデュエットを歌唱。甘い声のDaviiと優しい声のHeizeの組み合わせは、会場を心地よい雰囲気へと誘っていた。
去年のKCONでは3日間出ずっぱりでファンを獲得したSF9は、韓国では“耳から離れないメロディ”として話題になった「O Sole Mio」をパフォーマンス。ラテンポップという新境地を開拓したSF9は、昨年よりもさらに磨きをあげたステージを見せてくれた。
続いて今年の『M COUNTDOWN』で唯一のバンド、N.Flyingがセンターステージから登場。『PRODUCE 101』に参加していたフェスンを新メンバーとして迎えた彼らは、大音量でステージいっぱいを使い、ロックバンドならではのグルーブで会場を揺らしていった。
そして、元Wonder GirlsのSUNMIの登場で会場の空気が一気に変わる。パープルのワンピースに鮮やかな赤いリップで現れた彼女に目が釘付けに。独特な雰囲気をまとい、SUNMIにしかできないセクシーな世界を作り上げていた。最後の「Gashina」では、一気に彼女の世界観に引き込み余韻を残したままステージを去っていった。
コンサートもいよいよ終盤になり、MONSTA Xの登場で会場は一気にボルテージが上がる。“モンベベ”と呼ばれるMONSTA Xのファンたちは、待ちに待った彼らの登場にペンライトを振りながら大きな歓声で出迎えた。
1曲目に披露した「JEALOUSY」では、男っぽさの中にかぐわしいフェロモンを感じさせ、彼らならではの曲に仕上げていた。今回のステージでは4曲を披露したが、大きなステージをしっかりモノにし、モンベベ以外の観客もをぐいぐいと巻き込み、MONSTA Xの世界観を作り上げていた。そのステージは短い時間ながらも圧巻だった。
MONSTA Xの熱が冷めやらぬ中、ヘッドライナーのTWICEが登場。韓国での音楽番組の生放送後、飛行機に飛び乗りこの公演のために日本に来たというTWICEだが、疲れを全く見せずに、日本で初披露された新曲の「What is Love?」や「Candy Pop」などをパフォーマンス。
可愛らしく元気で、そして分かりやすいメロディとダンスは、彼女たちの人気の秘密の一つだろう。最後はおなじみの「TT」をパフォーマンス。開場の観客達の誰もが一緒に「TT」ポーズを作って踊り、ステージを締めくくった。