欅坂46 平手友梨奈、『響 -HIBIKI-』で映画初主演 “表現者”としての歩みを振り返る

 ラジオ『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)の「GIRLS LOCKS!」で映画の話題が出た際に、パーソナリティーのとーやま校長が「一人の人間として何かを届けたいっていうのがずっとあるんだな平手の中にはな」と平手に問いかけると、「逆にそれしかないですね。それがないと多分、やろうとは思ってなかったと思う。でもなんか、平手友梨奈として届けるっていうよりも、もう原作があるし、映画はたぶんその主人公というか、その子が届ける番というか、何言ってるんだろう何かよく分からないんだけど(笑)」とコメント。これまでは“平手友梨奈”として十代の葛藤や様々な感情をファンやリスナーに届けてきたが、今回は響という女の子の生き様を届けるという、今までとは異なる表現に挑戦することになる。昨年末の『紅白歌合戦』以降、欅坂46として新曲のプロモーションや2周年記念ライブも欠席し、公の場に姿を見せていなかった平手。ファンの間では様々な憶測が飛び交っていたが、同作への準備期間だと思えば頷けるし、より一層映画への期待が高まるばかりだ。

 また、監督はヒット映画『君の膵臓をたべたい』で、内省的な男の子と病気を患った女の子の瑞々しくも切ない青春模様を描いた月川翔だ。映画業界から注目を集める新鋭監督と平手がどんな化学反応を起こすのか。いずれにせよ、『響 -HIBIKI-』が平手の表現者としての大きなステップアップになるのは間違いなさそうだ。

(文=本 手)

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