TWICE、大躍進の2017年を経た“次なる一歩” 「Candy Pop」でアニメ化に挑戦

 TWICEが、本日2月2日に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し、新曲「Candy Pop」を披露する。

 2017年はTWICEにとって大躍進を遂げた1年だった。日本でも6月にベストアルバム『#TWICE』でデビューを果たし、東京体育館で初の単独公演を開催。10月には初の日本オリジナル曲「One More Time」が初週で20万枚以上を売り上げ、オリコンウィークリーチャートで1位を獲得している。そして同時に、TVの音楽番組に出演したりファッション誌で特集が組まれるなどし、年末には『NHK紅白歌合戦』に初出場した。

TWICE(트와이스) "TT" M/V

 なかでも「TT」のMVのなかで使われた“TTポーズ”は、『JC・JK流行語大賞2017』に選ばれ、ニュースで取り上げられるなど大ブームに。両手の人差し指と親指で、泣いている顔文字「(T_T)」の形を作るTTポーズは、TWICEが日本デビューする前より、女子中高生の間で流行っており、MVも3億回を超えるまでに再生されている(2月2日現在)。

TWICE『Candy Pop』通常盤

 もともと、TWICEというグループ名には「いい音楽で一度、素晴らしいパフォーマンスで二度魅了させる」という思いが込められている。そのとおり、楽曲のみならず、9人のパフォーマンスにもつい目を奪われてしまう。洗練された音楽性、ダンスも含めたビジュアルの完成度の高さ、そして9人の多種多様なキュートさ。3つの要素が手を取り合い、グループの魅力をさらに高めている。

 TTポーズの他にも、「SIGNAL」の“チリチリポーズ”(両手を親指と小指を立てて、頭の上に掲げる)や、9人という数をいかし、横一列になったり、3×3×3で並ぶフォーメーションなど、TWICEのMVには、フォトジェニックでポイントとなる動きが必ず混じっている。「Like OOH-AHH」のように身体にフィットした衣装に身を包み、体をくねらせるようなセクシーなダンスを見せる時もあれば、「KNOCK KNOCK」「CHEER UP」では、9人の個性溢れるファッションで、とにかく真似したくなる可愛さと元気さがある。曲によってさまざまな顔を見せられるのも、TWICEの強みだろう。

TWICE「Candy Pop」Music Video

 そんなTWICEのメンバーは、「Candy Pop」のMVでは初のアニメーション化に挑戦。『ラブライブ!』や『プリティーリズム』シリーズなどを手掛ける京極尚彦監督が、制作に携わっている。

 アップテンポなサビ部分の動きの早い振付にあわせ、スカートの裾や髪、アクセサリーなどがふわふわと揺れ、よく見ると、ひとりひとりの表情にも違いがある。髪色やヘアスタイル、メイク、ファッション、そして内面においても、9人の個性がしっかり確立されているからこそ、アニメ化されたキャラクターも、本人さながらに魅力的に光っている。

 TTポーズをはじめ、TWICEがここまで大きな存在となったのは、動画での波及力があったからこそ。このアニメ化によって、TWICEはさらにファン層を拡大していくことになりそうだ。

(文=若田悠希)

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