嵐、『「untitled」』ツアーの見どころは? ユニット曲披露や巨大LEDなど演出面でのこだわり
いよいよ2017年も残すところあと2日。街角にテレビに……あらゆるところに嵐の姿が溢れている。特にこの季節の書店やコンビニは賑やかだ。嵐の5人が表紙を飾るテレビ情報誌各誌の年始号がずらりと店頭に並ぶのだが、今年は『女性自身』、『non-no』、『with』、『an・an』、『MORE』などの女性誌も加わり、嵐の“表紙ジャック”とも言うべき状況が生まれていた。
また、この時期に毎年恒例なのが、冬に開催される全国ツアーの映像解禁だ。2017年は11月16日札幌ドームを皮切りに『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』を開催。2018年1月14日大阪ドームまでの全18公演85万5000人を動員する予定。今年は、12月26日の東京ドーム公演を終えた翌27日、情報番組やワイドショーなどで公演中の映像が公開された。チケットがなかなか取れないことでおなじみの嵐のコンサート。参加することはなかなか難しいため、いち早くツアーの模様を知る、体感することができるのは、どんなに短い時間であってもファンにとっては一つの楽しみである。
さっそく見た映像では、演出の肝である“嵐史上最大となる巨大LEDモニター”のインパクトが目に止まった。横51m×縦12.6mのスクリーンに大々的に映し出される嵐の姿は、おそらくどんな場所にいてもメンバーのパフォーマンスや表情をはっきりと確認できたのではないだろうか。また、そのスクリーンを用いたCGによる壮大な映像も一つのみどころだったよう。可動式の装置のようなセットではなく、映像をフル活用した演出は、昨今のコンサートのトレンドに則りながらも、圧倒的なモニターのスケール感で嵐のコンサートとしてのアップデートが図られていた。
アルバム『「untitled」』を携えた今回のツアーでは、同作通常盤に収録されていたユニット曲の披露も行われていた。松本潤・櫻井翔の「Come Back」では赤と青のスカジャンに身を包んだ2人が向き合ってラップバトルを展開。松本・二宮和也・大野智の「夜の影」はストリート風の衣装で、ボーカルとダンスのかっこよさを見せるような雰囲気に。音源を聞いた時からパラパラは連想していた相葉雅紀・大野・櫻井の「バズりNIGHT」は、その斜め上をいくオタクとギャルのコスプレに挑戦する3人の姿があった。そして二宮・相葉の「UB」。「知恵の輪のような」と紹介した番組があったように、2人が絡み合う、息ぴったりのペアダンスを披露。タートルネックにスキニーデニム風のパンツといったペア衣装で、手をつないだり密着したり……“ふたりで一つ”を表現するダンスに、わずかな時間だが息をのんだ。