その他の機能

　Amazon Echoの最大の特徴は265もの“スキル”が使えること。Alexaアプリからスキルをオンにすれば、タクシーを呼ぶ、出前を頼む、交通機関を調べるなど、生活に密着した様々なことができるのは魅力的だ。しかし「◯◯を起動して△△して」とワンクッションおく必要があるため、若干の手間を感じるかもしれない。

　一方Google HomeではChromecastを使ってテレビと接続し、YouTubeなどを再生できる（※Amazon EchoもFire TVを使えば利用できるが、日本では未対応）。大画面で手軽にMVやライブ映像を楽しめるのは音楽ファンに嬉しいものだ。ちなみにどちらも「誕生日の歌を歌って」といえば「Happy Birthday」を歌ってくれる。サービス精神旺盛なところは両方に共通する部分かもしれない。

　今回比較してみたところ、音声認識能力や返答の“賢さ”に大きな違いはなく、どちらもまだ発展途上という印象だった。音質にこだわるならAmazon Echoを薦めたいが、Google HomeはSpotifyと連携でき、大画面でYouTubeを映せるのが利点だ。使っているとどちらも愛着が湧いてくるので、それぞれの生活スタイルに合わせて選んでみてほしい。

（文＝村上夏菜）