iPhone X、フェス会場での使いやすさは? カメラ機能やバッテリーを検証

iPhone X、フェス会場での使用感を検証

 まもなく発売から一週間が経つiPhoneの最新機種、iPhone X。ホームボタンがなくなったベゼルレスデザイン、ワイヤレス充電、Face IDといった新たな機能や、ユーザーの表情をトレースするアニ文字を使った“口パク動画”も話題だが、音楽ファンにとって気になるのはフェスやライブでの使用感だろう。そこで今回、海外の動向にも詳しいデジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏に話を聞いた。ジェイ氏は11月3日の発売当日にiPhone Xを手に入れ、11月3日〜5日に開催されたデジタルアート&エレクトロニックミュージック・フェスティバル『MUTEK.JP 2017』にて使ったという。

「フェス会場で便利だと思ったのは、今回から搭載されたFace ID。『MUTEK.JP』の会場のような暗闇でも問題なく、スピーディに使えます。また有機EL Super Retinaディスプレイを使用しているので、写真を見たり、画面を操作していてもこれまでのものとまったく異なり、使っていて非常に気持ちが良いです。解像度が最も高く、明るさも段違いに上がっています。『MUTEK.JP』の会場でもiPhone Xで撮影していたんですが、暗闇でも明るくクリアに撮れました。また望遠レンズが導入されましたが、手ブレ補正機能が付いているので、遠くのものでもしっかり撮れます。色合いがはっきり出るので、ビジュアルが大きく取り上げられるようなライブや、ライトが強い会場でも問題ありません」

iPhone Xで撮影した写真

 フェスやライブに行った際、観客は記念撮影をすることも多い。また近年ではパフォーマンス中も撮影可能なライブやフェスも増えているため、常に持ち歩くスマートフォンのカメラ機能が向上するのは嬉しいものだ。続けてこれまでiPhone 7 Plusを利用していたというジェイ氏は、操作に関しては以前と異なる面も多いが不便はないと語った。

「ホームボタンがないのでアプリを切り替える際には画面をスワイプするのですが、これはフェスのように片手でスマホを持ったり、見たりすることが多い時にも便利です。Face IDも含め、これまでのものとは異なる操作が多いので慣れが必要ですが、一旦慣れてしまえば基本的な操作はあまり苦にならない。むしろ過去機種より使い勝手は良いくらいです」

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