3Dクリエーターアプリ、VR対応、2画面……Androidスマホはどう進化する?

 10月18日、NTTドコモが2017年10月から2018年1月以降に発売する新製品を発表。11月3日に発売を控えるiPhone Xが話題を集める中、Androidデバイスはどんな進化を遂げていくのか。本稿では特にエンタメ・音楽面に着目してみたい。

NTTドコモ公式サイトより

 今回ドコモから発表されたスマートフォンは15製品。まず触れておきたいのは、11月上旬発売のXperia XZ1 SO-01/02K(SONY)だ。同機種には3Dクリエーターアプリが搭載されており、人や食べ物を360度スキャンして簡単に3Dデータとして保存できる。保存したデータは3Dプリンタでプリントできるほか、CGと合成してアバターを作成でき、そのアバターをカメラ画面に登場させたり、メッセンジャーアプリを通じてスタンプとして送信することが可能だ。例えばスキャンしたアーティストの3Dデータからリアルなフィギュアを作ったり、スタンプを作ることも考えられる。今後はPSVRとの連携も予定しているとのことで、まずはゲームを中心に発展していくことが予想されるが、より広い範囲での活用にも期待したい。

 映像へのこだわりが見られるのが、V30+ L-01K(LGエレクトロニクス/2018年1月〜)。同機種はGoogleのスマートフォン向けVR仕様・Daydreamに対応しており、VRヘッドセット・Daydream Viewプレゼントキャンペーンも予定しているという。今後はdTVにて、Daydreamのシアターモード(通常の動画をVR空間上の巨大スクリーンで見られる)と360度モードに対応したVRコンテンツを配信する。配信コンテンツの詳細は明かされていないが、dTV VRではすでにMr.ChildrenやAAAのライブ映像、360度音楽番組『LOVE or NOT♪』などを配信しているため、ゲームや映画、アニメだけでなく音楽コンテンツにも注力していくことが考えられる。またオーディオ面に注目すると、高級ブランド・Bang&Olufsenのエンジニア、サウンドマスターが音質をチューニングしており、Bang&Olufsenのイヤホンを付属。コアな音楽好きにもたまらない製品となっている。

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