『Billboard Japan Hot100』チャート分析

星野源「Family Song」、複合チャートでも納得の結果 “最先端のJ-POP”生み出す流儀とは?

 つまりは星野源という人は、総じて「一切手を抜いてない」のである。初期はもちろん、スターダムを駆け上がり、俳優と音楽で多忙を極める今もずっとそう。ずっと音楽に対して誠実であり続けている。6年前のソロ初シングルで<僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ>(「くだらないの中に」)と歌っていたことが、ここに来て、ちゃんと伏線として機能しているようにも思う。

■柴 那典
1976年神奈川県生まれ。ライター、編集者。音楽ジャーナリスト。出版社ロッキング・オンを経て独立。ブログ「日々の音色とことば:」Twitter

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