嵐が『24時間テレビ』で伝えてきた素直な思い “手紙の朗読”からグループの軌跡を辿る

 今年で第40回を迎える『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が、本日8月26日よる6時30分からオンエアされる。メインパーソナリティは櫻井翔(嵐)、亀梨和也(KAT-TUN)、小山慶一郎(NEWS)の3名。ジャニーズきっての名MCたちがグループの垣根を越えて集結するとあって、大いに番組を盛り上げることになるだろう。今年のテーマは「告白〜勇気を出して伝えよう〜」。オフィシャルサイトによると、様々な困難に立ち向かい、その思いを勇気をもって伝える人たちにスポットをあて、明日への希望と勇気を届けていくのだという。

 活動キャリアと『24時間テレビ』での経験値から考えると、櫻井が3名の中でもリードを取っていくことになるだろう。櫻井が『24時間テレビ』のメインパーソナリティーを務めるのは、2013年の放送以来4年ぶりのこと。嵐としては4回この大役を果たしている。人々の思いを届けるための手助けをするのはもちろんのこと、自分たちの思いを伝える場としても、嵐にとって『24時間テレビ』は特別な場として機能してきた。

 嵐がメインパーソナリティーを務める年に恒例となっていたのが、メンバーからの手紙の朗読だ。初となった2004年には、サプライズで相葉雅紀からメンバー4人への手紙の朗読が行われた。デビューしてまもなく肺気胸で入院した当時の心境や、メンバーへの日頃の感謝を涙ながらに伝えた相葉。大野智はじめメンバーたちは涙を流しながら、真摯に相葉の言葉に耳を傾けていた。同年のテーマは「あなたの夢はみんなの夢」。最後に相葉が告げた「俺らがいつも口を揃えて言ってる『トップになりたい』っていう夢、絶対叶えよ。嵐で良かった」という言葉が特に印象深く残っている。

 それから4年後の2008年、嵐が2度目にメインパーソナリティーを務めたこの年のテーマは「誓い〜一番大切な約束〜」。4年前の相葉に続き、二宮和也が4人に対し、ストレートでピュアなメッセージを読み上げた。相葉が手紙に綴った“トップになる”という夢・約束を果たすため、4年間メンバーでがむしゃらに走ってきたこと、二宮は真剣に仕事に取り組むメンバーの姿に感動していたことなどを明かした。そして、一人一人にメッセージを伝えながら、このメンバーではないとここまでこれなかった、「出会えてよかった」と続け、嵐を支えるすべての人に対して、「6人目の嵐のみなさん、大好きです。感謝しています。ありがとう」との言葉を贈った。この“6人目の嵐”のフレーズは、今もなおファンの間で語り草となっている。

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