桑田佳祐、Mr.Children、宇多田ヒカル…朝ドラ主題歌に国民的アーティスト連続起用の背景

 同氏は、「若い広場」の歌詞について「『ひよっこ』の時代背景や当時の人の想いを象徴している」と解説する。

「劇中で直接描かれない世界観やテーマを象徴化するのも、主題歌の役割のひとつです。これまでは戦前戦後の物語が続いたため、それにあわせて主題歌もしみじみとした楽曲が続いていました。今回は高度経済成長期が時代背景にあるため、いつも以上に夢や希望が歌の中に盛り込まれています。<肩寄せ合い、声合わせて、希望に燃える、恋の歌>という歌詞の一節からは、希望に燃える当時の人々の心境や、古き良き日本の情景が伝わってきます。桑田さんも同時代を生きた方なので、希望に沸いていた当時の様子を、何倍にも膨らませて表現したのでは」

 『ひよっこ』の次は、吉本興業創業者をモデルにした朝ドラ『わろてんか』の放送が控えている。先日、葵わかながヒロインを務めることが発表されたが、これから発表される主題歌の行方にも注目が集まりそうだ。

(文=泉夏音)

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