嵐 大野智、レギュラーラジオに幕 ファンに直接語りかける役割果たした14年半
嵐の大野智が、毎週月~木曜6時45分頃からパーソナリティーを務めるラジオ『大野智のARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)が、3月31日の放送をもって終了することが16日の放送にて発表された。同番組は、2002年10月より『MORNING STEPS』の番組内で放送されてきた人気コーナー。『MORNING STEPS』の終了に伴い、大野のコーナーも終了。14年半の放送に幕を下ろすこととなる。
嵐のメンバーは現在、相葉雅紀の『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(毎週金曜日24時〜24時半/文化放送)と二宮和也の『BAY STORM』(毎週日曜日22時〜22時半/bayfm)、大野の番組を合わせると計3本のレギュラーラジオを担当している。相葉は2001年、二宮は2002年から放送を担当しており、いずれも10年以上続く人気番組だ。嵐はテレビのレギュラーを合わせると、一週間のうち、毎日どこかで誰かが必ず情報を発信してきたことになる。なかでもリーダーである大野が、5分間という短い枠ながらも週の半分以上、直接ファンに語りかける役割を果たしてきたというのは非常に感慨深い。16日の放送で大野が語っていたとおり、その日数を単純計算すると、およそ3770日にも及ぶ。
16日の放送で大野は、アメリカのスポーツアナウンサーであるアーニー・ハーウェルの言葉を本人曰く、聞き取りやすい(?)英語で紹介。その後、「さよならをする時間だ。だけど、さよならは悲しいから、こんにちはと言いたい。こんにちは、新たな冒険」といった日本語訳を読み上げると、春から新しい環境を迎えるリスナーからの質問、「智くんにとって、春はどんな季節ですか?」に「新しい環境に行くことは不安でもあり、新たな出会いもあり、発見もあるということでね」と答え、「プラス思考に考えてね、頑張ってほしいと思いますしね。ま、大丈夫です、頑張って下さい、大丈夫」とエールを送った。そして、その流れで番組の放送を突如報告。「なんと14年半もやってましたよ。ずっと聞いてくれたみなさん、本当にありがとうございました」とリスナーに感謝の思いを伝えた。来週は『MORNING STEPS』のパーソナリティーを務める栗原治久氏とともに放送を行なうという。
番組中のBGMには、嵐の「season」と「旅立ちの朝」が使用されていた。いずれも嵐のバラードのなかでも名曲の呼び声高い楽曲だ。「season」は落ちサビ<ひらひらと花が舞う頃 旅立ちを決めた思いは/今 誰のためでもなくて>を、「旅立ちの朝」は締めの<そろそろ行くね/明日へと歩き出す>の部分を大野がソロでせつなげに歌い上げる、まさに旅立ちの季節にぴったりのナンバーである。そして、この日の番組最後にリクエスト曲として流れたのが<明けない夜はないよ><信じることがすべて>と度々歌われる「Love so sweet」だった。