西野カナレコ大受賞曲手がけた作曲家・Carlos K.、他クリエイターも嫉妬するその手腕を読む

 Little Glee MonsterやSUPER☆GiRLS、乃木坂46などアイドルへの楽曲提供が増え始めた頃、2015年に「オリコン2015年 年間作曲ランキング」でCarlos K.は1位を記録。2016年に受賞した日本レコード大賞と合わせても、アーティストからアイドルまで、多彩な楽曲を手掛ける音楽作家として第一線で活躍していることがわかる。

【Little Glee Monster】「人生は一度きり」-Music Video Short Ver.-

 また、1月4日に放送された『嫉妬に身を焦がすBAR』(テレビ朝日)では、現代の音楽シーンで活躍する音楽作家クリエイターらがCarlos K.を評価する声が寄せられていた。乃木坂46の16thシングル曲「サヨナラの意味」などの作曲を手掛ける杉山勝彦からは「『ああいう曲は作れない』と思う曲を作れる人」と太鼓判を押され、AKB48の16thシングル曲「ポニーテールとシュシュ」や嵐の作曲を手掛けてきた多田慎也氏は「どうやったら楽しんで作れるか追求している。他の作曲家とは違う」とコメント。かつて、音楽作家志願者を集めて開催された音楽ワークショップでは、多田氏がナビゲーターを務め、ゲスト講師としてCarlos K.が出演。それぞれの作曲方法についてトークし、ヒット曲の“仕掛け”を解説した。(参考:http://musicfactorytokyo.com/special_detail.html?id=1132)

 さらに、同番組で明かされていたのが、Carlos K.の音楽家魂に火をつけたとされる音楽クリエイター・HIRO。「ポッキー」のCM曲である三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「Share The Love」や、Carlos K.と同じく西野カナにも数多く楽曲を提供。同い年のクリエイターとして、切磋琢磨し合う関係は、今のJPOPシーンでヒット曲を誕生させている起源にもなっているよう。

 2015年にはオリコン1位、2016年にはレコード大賞と年々ステップアップを重ねているCarlos K.。2017年1月4日には、NMB48の『僕以外の誰か』がセールスチャート1位であることが発表されたが、この表題曲もCarlos K.がAkira Sunsetと共に作曲を手掛けたものだ。2017年も幸先良い報告を受けた彼が、今年もJ-POPシーン、そして世界に向けて、どんな音楽を世に送り出してくれるのか楽しみだ。

【MV】僕以外の誰か(Short ver.) / NMB48[公式]

(文=大和田茉椰)

Carlos K.official web site「Worldecoration」

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