嵐はなぜ高い好感度を獲得し続ける? 秘訣は“仲間”を越えたメンバー同士の関係性
ニホンモニターが先日発表した『2016年タレントCM起用社数ランキング』にて、男性タレント部門の1位がテニスの錦織圭選手と嵐の相葉雅紀であることがわかった。相葉のCM起用社数は昨年に引き続き12社、2年連続で1位という結果に。続く、嵐のほかメンバーの起用者数・順位も昨年と変わらず、11社の櫻井翔と二宮和也が2位、10社の松本潤が3位、9社の大野智が4位で、メンバー全員がトップ5入りを果たすこととなった。
嵐のメンバーがこのランキングで例年名を連ねているのは、人気者として多くのCMに起用されるだけではなく、各企業とユーザーから信頼されるキャラクターとして活躍を続けることができているからだろう。特に相葉は今年、国民的番組のひとつ『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の白組司会に初めて単独で抜擢された。ランキング結果と紅白司会への起用は、まさに相葉があらゆる世代の人々に受け入れられる存在であることを示しているようだ。
このような評価を得ているものの、相葉は今回紅白初司会を務めることに対し、当初は大きな不安があったそうだ。『日経エンタテインメント!』(2017年1月号)にて胸中を明かしている。「『やっていいのかな?』『やり切れるかな?』ってすごく考えました。でも、『断って後悔するぐらいだったら…」って思っちゃったんですよね。一晩考えて、できるできないはちょっと置いておかせてもらって『絶対やる!』っていう気持ちに持っていった感じです」。持ち前のポジティブさで自らプレッシャーを乗り越え、初司会に臨むことを決意したのだという。紅白という大舞台での経験を経て、相葉は持ち前の優しさや温厚さに加え、さらにたくましさを備えることになるだろう。
また、その相葉を強く勇気づけるのは、やはり嵐のメンバー4人の存在だ。同誌で相葉の紅白司会について尋ねられたメンバーは「紅白の歴史に単独で名を刻むって、マジすごいことだよ」(櫻井翔)、「司会者は全出場歌手と面談するんだよね?」(二宮和也)「俺らとの面談時間はもう、相葉ちゃんの休憩タイムにしよ?」(松本潤)「スイーツ持ってくよ」(大野智)と、つい笑みがこぼれてしまう癒しトークでグループの団結力を発揮。相葉もそれらのエールを受けて「当日までにもそういう、気を張る場面がたくさんあると思うから、助かるよ〜」と、改めてメンバーのありがたみを噛みしめているようだった。