Sexy ZoneとKis-My-Ft2、デビュー5周年迎えた2つのグループの歩み

Kis-My-Ft2

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(C)タナカケンイチ

 『Kis-My-Ft2 CONCERT TOUR 2016 I SCREAM』の8月7日東京ドーム公演で、北山宏光は「デビュー5周年とはいえ、結成して10年以上立つし、まだまだ通過点です」と話していた。Kis-My-Ft2の結成は2005年で、ジャニーズJr.からの下積み期間を合わせれば、10年以上同じメンバーが活動を共にしていることになる。デビューシングル曲「Everybody Go」が主題歌となったドラマ『美男ですね』(TBS系)では、玉森裕太と藤ヶ谷太輔が出演し、その後もドラマや映画で活躍する道へ進んでいる。

 そして、2013年から放送を開始した冠レギュラー番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)をきっかけに、メンバーそれぞれのキャラクターが露わになり、ファン以外の層にもKis-My-Ft2の名前が広まるようになった。番組の派生ユニット「舞祭組」で横尾渉、千賀健永、二階堂高嗣、宮田俊哉でCDデビューすると、4人はバラエティ担当として活躍を見せ始めた。2015年7月30日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に千賀が出演した際、美容マニアであることをいじられ、他番組に出演した際にもそのキャラクターが生かされている。また、宮田のアニメオタクぶりは、先日リリースしたアルバム『I SCREAM』収録のソロ曲「ヲタクだったってIt's Alright!」にも表われており、コンサートではオタ芸をしながら同曲を披露するなど、それぞれの個性がグループ活動に還元されている。

 デビュー時、“光GENJIを彷彿させるローラースケートのパフォーマンス”の印象が強かったKis-My-Ft2と“平均年齢14.2歳”という若さで注目を浴びたSexy Zone。今ではメンバーが個々で認知され、個人・グループともに個性が表現されるようになってきた。歩んできた道のりは異なる両グループだが、10年以上活動を共にして結束を高めてきたKis-My-Ft2と、様々な困難を乗り越え絆を深めたSexy Zoneでは、メンバー間の繋がりの強さという共通点がある。

 同年にデビューを飾り、よきライバルでもある両グループが、今後どれだけ多くのファンを巻き込んで自らのグループを大きくしていくか、これからも追いかけていきたい。

(文=梅中麻衣)

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