Juice=Juice、いよいよ武道館ワンマンへーー“1年4ヶ月でライブ225公演”達成の凄さを検証

<05.アンジュルム>

アンジュルム(スマイレージ時代含む)

・[2010.10.09-11.03|7公演]スマイレージ 1stライブツアー2010秋 〜デビルスマイル エンジェルスマイル〜
2010年:計7公演

・[2011.06.12|2公演]スマイレージ 2011春 Limited Live “S/mile Factory”
・[2011.09.10-10.08|8公演]スマイレージ コンサートツアー2011秋 〜逆襲の超ミニスカート〜
・[2011.09.23-10.23|9公演]スマイレージ ライブハウスツアー2011秋 〜逆襲の超ミニスカート・ミニ〜
2011年:計19公演

・[2012.06.24|2公演]スマイレージ ベストアルバム完全版①発売記念スペシャルコンサート
・[2012.09.23-11.10|18公演]スマイレージ ライブツアー2012秋 〜ちょいカワ番長〜
2012年:計20公演

・[2013.11.12-12.12|7公演]スマイレージ ライブツアー2013秋 〜スマイルチャージ〜
2013年:計7公演

・[2014.01.23-05.25|28公演]スマイレージ ライブツアー2014春 〜スマイルチャージ〜
・[2014.07.15|1公演]スマイレージ LIVE 2014夏 FULL CHARGE 〜715(なぁいこう) 日本武道館〜
・[2014.08.11-12.17|42公演]スマイレージ ライブツアー2014秋 〜FULL CHARGE〜
2014年:計71公演

・[2015.03.14-05.05|12公演]アンジュルム スターティング・ライブツアー2015スプリング
・[2015.05.26|1公演]アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館『大器晩成』
・[2015.08.18-09.23|12公演]アンジュルム ライブツアー2015 SUMMER/AUTUMN 〜FIGHTING NINE〜
・[2015.11.14-11.29|8公演]アンジュルム ファーストコンサートツアー2015秋『百花繚乱』(「〜福田花音卒業スペシャル〜」含む)
2015年:計33公演

・[2016.02.07-04.17|24公演]アンジュルム ライブツアー2016春 『九位一体』
・[2016.05.05-05.30|9公演]アンジュルム コンサートツアー2016春 『九位一体』(「〜田村芽実卒業スペシャル〜」含む)
・[2016.09.11-12.23|34公演]アンジュルム ライブツアー2016秋 〜絆〜
2016年:計67公演

 スマイレージ〜アンジュルムの活動歴は基本的にライブハウスでの公演が中心だったが、2014年夏に初のアリーナ規模である武道館を成功させ、2015年秋と2016年春にはホールツアーも実現させている。現在の人気がもう1ランク上がり、モーニング娘。や℃-uteのように全国ホールツアーを行えるようになれば、さらにハロプロ全体が盛り上がっていくことだろう。アンジュルム、そしてJuice=Juiceの現状はその射程に入っている段階だといえる。

<06.カントリー・ガールズ/こぶしファクトリー>

カントリー・ガールズ

※ライブ正式表記から「カントリー・ガールズ」を省略

・[2015.07.19-08.28|6公演]ライブツアー2015
・[2015.10.13-12.09|19公演]ライブツアー2015秋冬
2015年:計25公演

・[2016.05.14-06.30|23公演]ライブツアー2016春夏(「FINAL!」含む)
・[2016.10.22-12.18|19公演]ライブツアー2016冬
2016年:計42公演

こぶしファクトリー

※ライブ正式表記から「こぶしファクトリー」を省略

・[2015.11.06-12.20|17公演]ライブツアー2015 〜The First Ring!〜
2015年:計17公演

・[2016.01.30|1公演]ライブツアー2015 〜The First Ring!〜(追加公演)
・[2016.04.16-06.19|27公演]ライブツアー2016春 〜The Cheering Party!〜
・[2016.09.17-11.20|28公演]ライブツアー2016秋 〜Hyper Mode〜
2016年:計56公演

 それぞれ2014、2015年から活動を開始したカントリー・ガールズとこぶしファクトリーだが、現状はライブハウスでのツアーにとどまっている。ここからステップアップしていくのかどうか、その成長を一緒に体感できるのもアイドルファン活動の醍醐味といえるだろう。

 以上、ハロプロ内グループのライブ公演数を振り返ってきたが、Juice=Juiceの年間100オーバーという数値と並んでいたのは、2003年の松浦亜弥のみだということが実証された。もちろんライブハウス/ホール/アリーナの違いはあるにせよ、少なくとも現役ハロプログループ内においては、J=Jの単独ライブ経験値の大きさがズバ抜けたものだというのは異論を挟めないところだろう。

 実際、筆者もJuice=Juiceのライブは何度も足を運んでおり、「LIVE MISSION 220」の節目節目、つまりセットリストが変わった初回やホールでのスペシャルな機会などは必ず行くようにしているが、その都度メンバーの成長ぶりを実感している。もしJuice=Juiceを、デビュー当時の印象から「宮本佳林のワンマングループ」だという認識のままの人がいたとしたら、それはすぐ改めたほうがいい。例えばアルバム曲「生まれたてのBaby Love」のアウトロでのメンバーそれぞれのフェイク回しを聴くだけで、5人共に歌唱力が高く魅力のある稀有なグループだというのがすぐに理解できるはずだ。

 本記事ではハロプロ内の比較論に終止したが、おそらくアイドル界、音楽界全体を見渡しても、短期間で200公演以上をこなし急激に成長したグループというのはなかなか類例を見ないだろう。その成果が発揮される日本武道館公演では一体どれだけの輝きが彼女たちから放たれるのだろうか。今から胸の高まりが抑えられない。

ピロスエ
編集およびライター業。企画・編集・選盤した書籍「アイドル楽曲ディスクガイド」(アスペクト)発売中。ファンイベント「ハロプロ楽曲大賞」「アイドル楽曲大賞」も主催。

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