嵐 相葉雅紀がステージで放つ“色気” 『Japonism』ツアーで見せた妖艶パフォーマンス
また、驚いたのはそれだけではない。楽曲ラスト、突然ステージ上で革ジャンを脱ぎ捨て、生着替えをはじめる相葉。その姿を目前に、観客の悲鳴まじりの歓声が飛び交う。Tシャツにゆったりしたパンツといったラフな衣装に着替えると、東京ドームの天井から垂れ下がった布を長い手足を生かしてするりとよじ登っていく。エアリアルティシューと呼ばれる空中パフォーマンスの披露である。相葉は、『VS嵐』(フジテレビ系)などでも発揮されるようにメンバー随一の身体能力の高さを誇る。布の3分の2くらいの位置まであっという間に到達すると、相葉は「俺の名前はなんだー?」と叫び、「Mr.FUNKー!」と会場がコールした瞬間、両手を布から離し、いつの間にか体にくくりつけてあった布だけで体を支え中吊りに。日々の多忙なスケジュールのなか、相当ハードな練習を積んだのだろう。サーカス顔負けの空中パフォーマンスを、完璧に披露したのである。その興奮冷めやらぬままメンバー全員で披露された楽曲「FUNKY」で会場の盛り上がりは最高潮を迎えていた。
メンバーが二手に分かれて行う衣装替え中のMCでは、二宮と“にのあい”コンビで仲睦まじいトークを披露。相葉が二宮のモノマネをして場を和ませるなど、ほんわかとしたムードは健在だった。しかし全体を通してみても、相葉はパフォーマンス時になるとセクシーなオーラをまとっていた。相葉にとってコンサートでのパフォーマンスは、“色気のスイッチ”がオンになる瞬間なのかもしれない。
(文=竹上尋子)