丸本莉子、カバーに込めた音楽的ルーツを語る 「私を知ってほしいという思いがある」

 

 カバーが根底にある丸本は、今年の10月よりFM FUJI『Music Spice+!』にて自身初のラジオレギュラー番組がスタートする。そこでは、毎週ワンコーラス程度のカバー曲を歌っていき、新しいレパートリーを増やしていくとのことだ。

「ミニー・リパートンの『Lovin’ You』、ダニエル・パウターの『Bad Day』などの洋楽にもワンコーラスですが挑戦してみたい。また、RADWIMPSなど普段やらないような曲もやりたいなと思っています。ストリートでは、知らない曲より知ってる曲の方が聴いてくださる方との距離が近くなるし、私を知ってほしいという思いでカバーはやるので、どうしてもみんなが知っている曲を選曲してしまうんです。なので挑戦の曲が入れづらくて。でも、何度も来てくれているファンの方もいるのでレパートリーも増やしていかないとなとは思っています。決めていたセットリストがあっても、『この人数だったらこっちを歌おう』とか、ストリートは空気を読むことも必要で。止まってくれるのは嬉しい反面、『これだけの人数じゃ駄目だな』って思う自分もいて。格好つけないで、自分の人柄が滲み出たようなライブをしたいと思っているし、ライブを重ねる毎に出来てきているのかなと思っています。今は、ライブに駆け付けてくれるお客さんをどんどん増やしていきたいですね」

 丸本は、1年間の歌い歩いた集大成として来年の7月1日に主催イベント『ヒーリングサミット2017』を開催する。彼女にとっての“癒し”とは。

 

「私にとって音楽というのは、歌を歌えばモヤモヤがなくなったり、楽しくなったり、癒しの効果があるのが音楽だと思っていて。今、ライブで出会った人に『あなたの癒しってなんですか?』っていうのをたくさん聞いているので、主催イベントは癒しを融合させたものにしたいなと思っています。『あなたの癒しってなんですか?』って教えてもらうことによって、すごい距離が近くなるというか。私の声の周波数が癒しの効果があることは証明されているので、今後も癒しはテーマにして活動していきたいなと思っています」


 これまで様々な場所で彼女のストリートライブを観てきたが、彼女自身も話していた“空気を読む”ことのほかにも、MCでのファンとの掛け合い、ライブ終了後のファンとの接し方など、明らかに初日の時に比べ彼女の受け答えが変化していることに気づく。毎週ストリートライブを続けてきたからこそ見えるものが彼女にはあるように思えた。1万人との癒し旅は続いていく。

(取材・文=渡辺彰浩)

■番組情報
「なごり雪」「やさしさに包まれたなら」等の名曲カバーの弾き語り&軽快トークで魅せる、丸本莉子初のラジオレギュラー番組がスタート。
『Music Spice+!』
放送局:FM FUJI
放送日程:毎週月曜 24:30-
周波数:Tokyo 78.6
メール:riko@fmfuji.jp
・ストリートライブで好評のカバー企画と連動したスタジオライブも展開予定
・『radiko.jpプレミアム』を使えば全国どこからでも番組を聴く事が可能
http://radiko.jp/mobile/

THE DOCUMENT OF 「ライヴワーク2016~1万人との癒し旅~」ライヴ映像
丸本莉子 - ガーベラの空

・「ガーベラの空」
【iTunes Store】
【レコチョク】
(期間限定スペシャル特典/DL特典「優勝祈願メッセージカード」)9月9日 15:00~12月31日 23:59:59まで
【mora】

・「ご機嫌ベイベー(スタジオライブ)」(「LIVE at Victor 302 studio」収録/ハイレゾ配信アルバム)
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