卒業発表のNMB48 渡辺美優紀、山本彩とのコンビ“さやみるきー”の行方は!?

 NMB48の渡辺美優紀が4月13日、大阪・NMB48劇場で行なったチームB2の公演で、同グループからの卒業を発表した。

 4月29日には卒業発表後としては初となる地上波生放送番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。渡辺はトレードマークであったロングヘアから一変、ショートボブで登場。卒業に関してのトークはなかったものの、4月27日発売のシングル表題曲「甘噛み姫」でグループとしては初めての大トリという大役を果たした。

 卒業発表1週間後の4月20日に放送した『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)には、先輩のHKT48・指原莉乃、グループの同期であるNMB48・山本彩、渡辺の3人で番組に出演。話題は、渡辺の卒業を深く掘り下げる内容に。渡辺は、卒業を考え始めた時期について「卒業するタイミングはあったんですけど、同期のメンバーが段々と卒業していった(2015年の)夏過ぎですかね。その年の12月くらいには新しい世界を見てみたいなと思いました」と告白。さらに、山本がセンターを務め、NMB48としても昨年の『NHK紅白歌合戦』で歌唱したAKB48の新たな代表曲「365日の紙飛行機」を歌っていくうちに、その前向きな歌詞にも卒業を後押しされたという。

 渡辺は、山本とは1期生同士であり、“さやみるきー”としてライバル同士で競い合った仲であった。2012年には、山本が『さや神』、渡辺は『みる神』という対極とも言える写真集を同日に発売し、CM出演権を賭けて売り上げを競い合った。ペアでのグラビア撮影や番組出演も多く、あまりにも2人でいる時間が長すぎた故に、付かず離れずな“長年付き合ったカップル”のような阿吽の呼吸のコンビになっていった。渡辺は卒業発表時に山本に向かって、「同い年で身長も同じくらいで血液型も一緒で。友達のような関係にはなれなかったけど、今までの人生で一番運命の人」とコメント。山本も渡辺の卒業発表後にTwitterにて「みるきーが隣に居たから、隣に居たのがみるきーやったから自分らしくいられた。(中略)この関係性を何て呼んだら良いのかな。名前も付けられへん位本当に本当に特別な存在」とお互いの関係性を表している。

 ラジオ番組終盤、指原が2人に「絶妙な距離感がよかったよ。(今度は番組)2人でやってみたら?」と提案するも、山本は「全然(大丈夫)……怖いけど」と躊躇し、渡辺が「ほんまに思ってる?」とからかいながら質問。すると山本は「半分本音……」と恥ずかしそうに答え、渡辺が「半分嘘かーい!」とツッコミを入れるといった相変わらずの一幕もあった。渡辺の卒業時期は未だ発表されていないが、卒業までの期間で2人の仲がどのように変化していくのか。さらに、2015年4月に卒業した山田菜々に秋元康は山本とのデュエット曲「友達」を贈ったが、渡辺にはどのような楽曲を贈るのだろうか。“さやみるきー”の今後にまだまだ目が離せない。

(文=渡辺彰浩)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる