NEWS、関ジャニ∞、Sexy Zone楽曲はどんなJPOP的手法を取り入れている?3組の最新曲を聴く

Sexy Zone「カラフル Eyes」

(C)タナカケンイチ

 12月16日に発売されるSexy Zoneの『カラフル Eyes』。約1年半ぶりとなる、メンバー5人が揃った曲である。満を持して発売する同曲は、キャッチーでポップなサウンドが特徴で、2ndシングル『Lady ダイヤモンド』や6thシングル『King & Queen & Joker』などに代表される、“Sexy Zone”らしいかわいい仕上がりになっている。キラキラしたサウンドかつ、流行りの“踊れる曲”という点が抑えられているのは流石で、人気急上昇中のバンド・Shiggy Jr.の曲に通じるところがある。やや跳ねるようなベースとブラスなどは、Shiggy Jr.の1stシングル『サマータイムラブ』を彷彿させる。Shiggy Jr.はファンク要素が強いものの、「キャッチー」「キュート」「踊れる」という3つを強みにしている点は共通していると言っていいだろう。「J-POP界の次の流れ」とも言われているサウンドとテイストの近しい「カラフル Eyes」も、チャートを賑わす1曲になるのではないだろうか。

 今回取り上げた3曲はテイスト・方向性は違うものの、いまJPOP界で注目されているサウンドやJPOPの王道を意識して作られているように思う。ジャニーズの楽曲は「音楽トレンド総まとめ」だ。もしかすると、ジャニーズの新曲を追うことでJ-POPの流行や伝統が分かるようになるかもしれない。

(文=高橋梓)

関連記事