tofubeatsと藤井隆、2人のポップスターはなぜ幅広い層に届く? Wリリースパーティーをレポート
その後、小西康陽の多ジャンルを横断するDJを経て、藤井隆がYOSHI2と竹中夏海のダンサー2人(それぞれ藤井の楽曲で振付を担当)を引き連れ、大ヒット曲「ナンダカンダ」からライブをスタート。「絶望グッドバイ」「赤と黒」と立て続けにベストアルバムからの楽曲を歌い上げると、その後のMCで藤井は「本当に私は恵まれてますし、色んな人に支えられています」と語り、観客からの大きな声援にいきなり涙した。
続けてYOUが作詞を担当した「ある夜 僕は逃げ出したんだ」、「RAIN RAIN RAIN...」、「1/2の孤独」を歌唱した藤井は「昔は照れ臭くて音楽が好きといえなかったですが、いまは胸を張って言えます。そして、私が出会えるはずのない方に出会えたのはtofubeatsさんのおかげです」と語り、tofubeatsをステージへ呼び込んだ。tofubeatsは「藤井さんからリミックスの発注をいただいた」と話し、タヒチアンダンスの世界大会を2時間見ながら制作したという「She is my new town」のリミックスバージョンをパフォーマンス。前半最後はtofubeatsの楽曲であり、自身がゲストボーカルとして参加した「ディスコの神様」で締めくくった。
この日の特別ゲストとして登場した早見優は、藤井のリクエストナンバーである「GET UP」「ハートは戻らない」「誘惑光線・クラッ!」「PASSION」を披露。人気曲である「夏色ナンシー」を披露しないことにファンからため息が漏れたが、藤井はあえて同曲を入れず、素晴らしい曲が他にもたくさんあることを知らしめたかったとファン目線で熱狂的に語っていた。