嵐、A.B.C-Z、KAT-TUN……「●●すぎちゃった」グッズから新たな興味は生まれる?

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(C)タナカケンイチ

 ジャニーズグループを応援する楽しみのひとつでもあるのが、コンサートグッズ。ツアーごとにグループの特色を生かしたグッズが用意され、毎回発表を心待ちにするファンも多い。最近、11月4日からスタートした嵐のライブツアー『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』で展開されているグッズ「やりすぎちゃったJaponismカレンダー2016」が、ファンの間で話題となっている。「古き良き日本」を表現したメンバーの“やりすぎ”なほど本気のコスプレ姿と、彼らの仲のよさが伝わってくるデザインが好評のよう。バラエティ番組でコントに挑戦する機会の少ない嵐にとっては、今回の「やりすぎちゃった」グッズで、新たな面白さをファンに届けるよいきっかけとなったのではないだろうか。

 このように、グッズを通してそれぞれのグループの新たな一面や、彼らの個性にふれることができるのも、コンサートグッズを手に入れる楽しみ方のひとつである。今回は、嵐のように「●●すぎちゃった」グッズを通して、そのグループやメンバーについて考えてみたい。

「個性的すぎちゃった」A.B.C-Zのペンライト

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(C)タナカケンイチ

 ジャニーズコンサートの必須アイテムと言えば、ペンライトだろう。ペンライトをかざした時や曲に合わせて振った時、周りに迷惑がかからないようにとの配慮からか、ライトの部分はこぶし大の丸や星、ハートなどに形どられたデザインが多い。そんな中、異彩を放つデザインを発売したグループがある。A.B.C-Z『Summer Concert 2014 A.B.C-Z“Legend”』(2014年)のペンライトだ。

 メンバーの河合郁人が考案したそのデザインは、拳にはめて使用する武器「メリケンサック」のように持ち手の部分が輪状となっており、先端に5本のペンライトが突き出ている。ファンの間では「メリケンペンラ」とも呼ばれており、発売当初、Twitter上に「殺傷能力が高そう」「今のえび担に勝てる気がしない」「凶器」「もはやペンライトってなんだろう」などのコメントが溢れ、大きな波紋を呼んだ。『KAT-TUN Live 海賊帆』(2004年)の短剣型、『arashi marks ARASHI AROUND ASIA 2008』(2008年)の“A”をかたどったもの、『テゴマスのまほう★』(2011年)のステッキ型など、意図しているかはさておき「武器になりそうなデザイン」はあったものの、ここまで振り切ったものはおそらくなかったはずだ。この他にも、メンバーの「個性的すぎる」キャラクターが生かされた“珍グッズ”の多いA.B.C-Z。彼らは定番グッズにおいても強烈な個性を放っている。

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