TOKIO、CDデビュー21年の現在地 若さと勢いを越えた50thシングルを紐解く

(C)タナカケンイチ

 10月28日に発売された、TOKIOのニューシングル『東京ドライブ』が爽快だ。デビューシングルから数えて50枚目となる記念すべきシングルは、長瀬智也による作詞・作曲。TOKIOらしさが全開の男らしいバンド曲になっている。ジャケットやMVにも遊び心がいっぱいの昭和テイストが楽しい。

 国分太一がMCを務めている『白熱ライブ ビビット』(TBS系)にメンバー全員で出演した際には、畑仕事で多くの人に出会ったことを長瀬が語ると、「こんなに畑仕事について熱く語るミュージシャンはいない」と松岡昌宏がツッコむ一コマも。さらに、城島茂が「こうなったら目指すは(今後20年で)3桁」という目標を立て、長瀬が城島の年齢を心配して爆笑を誘うなど、TOKIO節が炸裂した。

 また、同番組内では、国分が作詞作曲を手がけたカップリング曲「I believe」についてもふれられ、国分いわく「デビューから21年を振り返って、メンバーのことを書きたかった」と、制作の背景を明かした。

 グループの平均年齢が40歳を超え、ちょうど折り返し地点に立っている彼ら。そんなTOKIOのキャリアを築いたメインステージともいえる番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)も、11月に20周年を迎える。

 それを記念して、11月8日に『阪神電車ジェットカーvsTOKIO』のリレー対決を行なうことが発表された。この対決は17年前、平均年齢20代前半のときに初めて行なわれたことのある、ファンにとっては懐かしの企画。勝敗は1勝1敗ということで、松岡が「決着をつけよう」と提案したことが始まりらしい。

 自分たちで種をまいた企画が、こうして年月を経て新たな企画となって実る。これも、長期的に活躍しているTOKIOならではの楽しませ方だ。ネット上では「もっと昔の企画をやってほしい」という声も上がっており、さらなる懐かし企画の復活も期待できるのではないだろうか。

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