TOKIO国分太一はSMAP木村、V6井ノ原に続く? 結婚後も魅力的なジャニーズメンバーの特徴

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(C)タナカケンイチ

 近年はアイドルの楽しみ方も多様化しているが、かつてファンの多くがアイドルに求めるのは「疑似恋愛」であったように思う。そのため、アイドル自身も独身を貫いたり、現役のアイドルから退くまで結婚をしないなどのケースが目立った。アイドルが結婚をしてしまうと、ファンにとって疑似恋愛の対象から外れてしまうからである。しかし、その傾向も変わってきている。

 先日、TOKIO・国分太一の結婚が報道された。ジャニーズ事務所の中でも、現役アイドルでありながら結婚をしているメンバーが徐々に増えてきている。少し前まで、ファンにとって「アイドルの結婚」は一大事であったはずだが、昨今その傾向も少なくなってきたのではないだろうか。そこで今回は、ジャニーズ事務所の中で結婚後も人気を博している木村拓哉と井ノ原快彦の魅力と人気について考えてみたいと思う。彼らが今も輝き続ける秘訣はどこにあるのだろうか。

SMAP・木村拓哉

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(C)タナカケンイチ

 ジャニーズで結婚をしたメンバーの代表格といえば、この人だろう。2000年11月に工藤静香との結婚を発表した木村拓哉。当時の記者会見はファンの方にとどまらず、世間に大きな衝撃を与えた。そして、「ジャニーズでも結婚してアイドルを続けられる」という状態を作ったのは木村、と言ってもいいのではないだろうか。

 そんな木村が今もなお現役アイドルであり続ける理由として考えられるのは、「いつも変わらず圧倒的なアイドルであること」だ。2000年以降も、それまで通りにドラマやバラエティに出演し、それまでと変わらないビジュアルを維持し続けた。そして、元々プライベートについて多く語るタイプではなかったものの、一切“生活感”を出さないように努めていた。そうすることで、ファン、そして世間が期待する「木村拓哉」であり続けたのだ。木村のこのプロ意識とストイックさが、“アイドル・木村拓哉”の人気を不動のものにしたのだろう。

V6・井ノ原快彦

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(C)タナカケンイチ

 同じく芸能人の瀬戸朝香と結婚した井ノ原の報道も、また衝撃であった。コンサートのMCでファンに結婚報告、2人揃っての記者会見など、ジャニーズに例のなかったことをやってのけたのだ。当時は離れていってしまったファンの方もいたようだが、現在はすっかりその人気を取り戻している。

 そんな井ノ原の場合、キャラクターの方向転換の上手さに注目してみたい。2007年の結婚発表以降、井ノ原はMCとしてのテレビ出演が急増している。『あさイチ』(NHK総合)のキャスターをはじめ、バンクーバー五輪番組(テレビ東京系)のメインキャスター、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で2代目司会を務めるなど、広く活躍の場を広げてきた。情報番組出演時に披露されるエピソードなどから「良きパパ」としての一面が引き出され、既婚者女性やファミリー層といった新たな層から支持されるようになり、“パパタレ”としての地位を確立した。また、そこに持ち前の人懐こさや誠実さが加わり、新たな魅力を引き出しているのだろう。

 彼ら2人以外にも、近藤真彦、少年隊・東山紀之、TOKIO・山口達也、風間俊介など結婚後も変わらぬ人気のメンバーは多々存在する。もちろん、彼らの“担当”と言われるファンにとって、結婚は簡単に受け入れられることではなかったと思うが、彼らは各々の方法で「疑似恋愛の対象」だけではないポジションを模索し、確固たるキャラクターを築いたのだ。今回結婚を発表した国分が、今後どのような活躍をし、新たな魅力を見せてくれるのか今から楽しみだ。

(文=高橋梓)

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